七人の証人 [西村京太郎]
最近、西村京太郎さんのミステリにはまってます。
名探偵シリーズが読みたいのですが、どこにも売ってない・・・
古本もないしなあ・・・
さて、今回は十津川警部が登場します。
十津川警部ものを読むのはこれが初です。
この話はプロットは見事です。ある決着のついた事件を被告の父親が
証言をした七人を無人島に集め、「私設法廷」を行う。
しかもその事件が起きた場所を完璧に再現して。
十津川はそれへの立会人です。
一人一人が渋々ながら証言をしていき、事件を再構成していく・・・
そして、この証言から新たな殺人が起きる。
十津川警部の新たな殺人への推理よりも、この被告の父親の執念が
すごいです。彼自身がこの小説内で「探偵」を務めてますし。
テレビ化はたぶん絶対しないだろうけど、読み応えは十分。
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