白い兎が逃げる [有栖川有栖]
有栖川有栖さんの火村英生シリーズ中短編集。
光文社文庫初登場ですね。
四編収録されてますが、鉄道ミステリが中心となってます。
解説は辻真先さん!必読です。
オススメは「不在の証明」
最初、アリバイトリック、時刻表トリックかな?と思ってましたが、
全く意表つかれましたね。
「白い兎が逃げる」は「週間アスキー」で連載されていた
んですよねえ・・・
僕は当時購入していたけど、う~ん、覚えてない(すいません)
「地下室の処刑」では「暗い宿」所収の「異形の客」に登場した
シャングリラ十字軍が登場。
有栖川さんも書いていますが、火村との直接対決が早く観てみたい
ですね。
「比類のない神々しいような瞬間」に出てきた
暗号は絶対わからないなあ(笑
火村シリーズは奇抜なトリックとかで驚かせるものではなく、
火村が堅実に詰めていく、詰め将棋のような印象を
感じます。それがまたこのシリーズの売りなのかなとも。
去年火村シリーズ久々の長編も出ましたし、
ますます楽しみなシリーズですね。
こんばんは!
解説は辻真先さんなんですね、ちょっと立ち読みにしいこう(笑)ノベルスで持ってるんで・・・。私は表題作がとっても好きです。犯人が追い詰められていく様子、まさにユースケさんのおっしゃるとおり、詰め将棋ですね、そういう雰囲気が大好きでした。●●トリックも好きですしね(笑)
昨年出た長編も、なかなか切ないテーマでよかったですよ!
by あかり (2007-01-15 23:09)
aliceさん、nice!&コメントありがとうです。
表題作は「逃げる」相手が逆転するっていう
のが見事でした。
今作は犯人が告白する前に終わっていたのが
多かったですね。
まあすでに火村に負けている・・・というのを
認めた感じになってましたけどね。
表紙もいいですよね~
by コースケ (2007-01-15 23:27)