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第三次新書大戦 [読書]

mixi記事転載+α(笑

幻冬舎新書が先頃創刊されました。
新書の最初は岩波新書だそうで、1938年創刊らしいです。
「書下ろしを中心として、「現代人の現代的教養を目的」」
というのが新書創刊の目的だとか。

本離れというのが言われてもう何年も経ています。
しかし、実際に本を読まなくなった人もいれば、
買わなくなった、という人もいるんでしょうねえ。

たとえば「週間アスキー」連載の小説は「e-novel」
だったかな、そんな形でネットで閲覧可能ですし、
あるいは電子書籍なんてものも登場しています。

ようは本が売れなくなっただけで、本離れという語句には
本を購入する人が減ったという意味合いのほうが強い
気がします。

その一方で、各出版社が新書をここ数年で次々と
創刊していくのはなぜなのか?
僕なんかは岩波、中公、講談社、ちくまくらいしかイメージ
なかったですけど、
最近では光文社、新潮社、平凡社、文春、宝島、祥伝社、朝日、そして幻冬舎、

個人的な考察としては、単行本と呼ばれる大きな書籍
は値段の関係や難しい書籍が多い、あるいは例の本離れであまり売れない。
文庫は出回るが、利益率が低い。
なので、その中間でもないけれど、肩肘張って読むほど
難しいモノはそれほどなく、値段も大きさも手頃。
「バカの壁」や「さおだけ屋~」に代表されるように
大ヒットを飛ばすモノもある。
だから次々と出版社が飛びつくのではないだろうか、なんて。

岩波だけでも、岩波新書、アクティブ新書、ジュニア新書と三種類。
講談社も現代新書、+α新書ほか二種類。
中公に至っては四種類も出ています。
まあ、この辺りは内容分類になるのかもしれませんけど、
やっぱり多いですよねえ。

毎月毎月コンスタントに発売されてますから、相当な数が出回っているはずです。
まあ様々な本が出ることは歓迎すべき事だと思いますけど、
各社がベストセラーを競って競争する事が果たして出版業界にいいことなのか
どうか。
売れればいいと言うモノではなくて、しっかりとした専門書だって
必要なはずですからねえ。
まあ、そうした専門書を出すために新書で儲けているのかな(笑


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