電脳山荘殺人事件 [ミステリ]
僕が中学生の頃、一大推理マンガブームを巻き起こした「金田一少年の事件簿」
「オペラ座棺」「異人館村」などは(特に後者はあの島田荘司氏のトリックが・・・)
あまり本格ファンからの評価は高くありませんが、
第三作「雪夜叉伝説殺人事件」はオリジナルトリックを用いてのモノで
その評価はとても高いです。
マンガ版では「飛騨からくり屋敷」が好きですが、小説版も忘れてはならない1つ。
その中のひとつがこれ。
「吹雪の山荘」モノ、という設定。
特筆すべきは、登場人物がパソコン通信で知り合った、という構成。
これは時代に先駆けて書かれたミステリ、そんな印象を受けました。
今ではオフ会なんて珍しくないけれど、これが書かれた当時はまだ「パソコン通信」と
いう言葉に代表されるように、インターネット、チャットなんてモノではないわけですねえ。
登場人物の本名も実際の人間像もわからないままで、推理を展開して行かざるを得ない
金田一。
トリックも見事ですが、この設定が抜群。
またマガジンでは連載しているようですが、観てませんねえ(笑
小説がまた出ないかな。
2007-02-12 15:58
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コメント(2)
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山荘は本当かまいたちを連想させるね~
しかも吹雪かー楽しそう♪
ん、金田一少年はコースケくんの孫ってことになるのかな?(^^)
パソコン通信か、本当時代を感じさせるネ~
by ちゅっしー♪ (2007-02-13 21:54)
ちゅっしー♪さん
設定は金田一耕助の孫、ですが、公式に承諾を得たわけでは
ないらしいですよ。
だから、徐々に徐々に耕助の名前は出てこなくなります。
じっちゃんオンリーに(w
パソコン通信の頃にネットはしてんかったけど、
まあmixiなんて似たようなモノですけどね。
仕組みは全く違いますが。
by コースケ (2007-02-13 22:19)