水に描かれた館 [ミステリ]
崖の館に続くシリーズ第二弾。
館シリーズとありますが、綾辻さんなどの「館「」とは一線を画していると言えます。
閉ざされた館という意味では共通していますが、この佐々木さんの館シリーズはどこか
幻想的で、僕が慣れ親しんだ本格とはひと味もふた味も違う。
物語は前作からの続きから始まります。
前作で起こった殺人事件は全て館に居た人たちだけの秘密となり、その全てを事故死として
届け出ています。
叔母の財産目録を作成するために、鑑定家がこの館を訪れます。
しかし、なぜかその人数が一人多い・・・
果たして鑑定家を装って来た人物は過去の事件を調べるためにやってきたのか?
そして千波に似た少女の正体とは・・・?
謎は深まるばかりですが、やはり読んでいて幻想的。
こういうミステリもあるのだなと読んでいて思いました。
さて三部作最後も気になります。早くでないかな。
コメント 0