そして扉が閉ざされた [岡嶋二人]
「読書の秋」らしく今までワタクシのブログに出てこなかった作家さんが登場です。
しかし、むしろ出てこなかった方が怠慢なのです(汗
その人の名は「岡嶋二人」、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞・・・
これらの賞を次々と取り、わずか8年でコンビを解消した、あのお二人です。
さて、本書は解説を島田荘司氏が書いており、岡嶋作品の中でも最も「本格推理」である
のが本作であると述べています。
4人の男女が突然核シェルターに閉じこめられます。
過去のある「事故」が殺人事件であったと信じるその死者の母親が、
閉鎖した空間のなかで、彼ら4人の中に、犯人が居ると信じ、彼らにその「事故」を
強制的に回想させ、あぶり出していく・・・
展開は非常に見事です。そしてこの事件最大のトリックは島田荘司氏も書かれていますが、
まさに「アレ」なのです(笑
おそらく大半の方はアノ「トリック」かと思うでしょうが、違います(笑
まあこれ書けませんよね・・・
鮮やかなる「本格推理」をぜひ。
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