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クドリャフカの順番 [米澤穂信]

古典部シリーズ第3弾。
今回は文化祭「カンヤ祭」で起きたとある盗難事件に古典部が挑みます。

前半は間違えて200部も刷ってしまった古典部の文集「氷菓」をどう完売させるか
古典部メンバーがそれぞれ奮闘します。

後半は「カンヤ祭」で突如起きた「十文字」事件に挑む古典部。
その鮮やかな解き方はさすが奉太郎ですな。

本作ではクリスティの「ABC殺人事件」、「そして誰もいなくなった」のネタバレ的要素が
含まれてますのでご注意を。
このあらすじを知らないと「十文字」の意味もわからないですしねえ。
それにトリック自体もオマージュじゃないでしょうか。
なぜ「ク」が抜かされたのか?そこに犯人の真の意味が隠されています。
今回、一つふと思ったのですが、ちょっとした叙述トリックが含まれていた気がします。

しかしいきなり奉太郎の姉ちゃんが登場するとはなあ・・・(笑
全てを見通してるかの如く、今回も重要な役回りを果たします。
真の主人公なのだろうか?(笑



クドリャフカの順番 (角川文庫 よ 23-3)

クドリャフカの順番 (角川文庫 よ 23-3)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/05/24
  • メディア: 文庫



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