パラドックス学園 [鯨統一郎]
「ミステリアス学園」の正統なる続編。またまた鯨統一郎さんがやってくれました。
主人公は前作に引き続き湾田乱人、いやいやワンダー・ランド(笑
パラドックス学園パラレル研究会、通称パラパラ研に入部したワンダ。
その理由はミステリ研がないため。
しかしそこに所属している部員は部長のポー、副部長のドイル、そしてルブラン、アガサ・・・
偉大なるミステリ小説、そして名探偵を生み出してきた名だたる作家の名前を持つ者ばかりだった!
さらには同じ新入部員にもカーやフレデリックといったやはり著名なミステリ作家の名前・・・
自分はどうやらパラレルワールドに来てしまったことに気づくワンダ。
そして核シェルターの中で起こる完全密室殺人。
果たして犯人は?そして左下のパラパラマンガの意味とは?!(笑
いやあ、おもしろいミステリでした。
メタ・ミステリとでも言えばいいのでしょうか。
前作は連作短編集でしたが、本作は長編。
この小説の世界では、ミステリ小説で起こるような事件が現実に起きて、
ミステリ小説というジャンルは存在しないという、摩訶不思議な(?)世界なのです。
やはり部員の名前にワロタ
アガサとルブランが付き合っていて、後にカーの事をアガサが好きになり別れたり、
あるいは日本でのミステリ、館モノに冠する記述(もろに綾辻さんのでしたね)
トラベルミステリーは日本ではたった一人の刑事が解決しているとか、笑いました。
かつて辻真先さんが「犯人は読者です」というポテト・スーパーコンビが活躍する
ミステリを書きましたが、本作は本当に読者が犯人という全く見事な(笑)作品です。
度々登場する「最も疑わしい人物は犯人ではない」、「アリバイのない者は犯人ではない」
などの法則もまた良い味だしてます。
この法則にがんじがらめになったりしてますしね。
本作の続編はあり得るのかなあと思います。
これ以上の驚きをぜひぜひ提供してほしいですが、鯨統一郎さんならやってくれるかもと期待です。
主人公は前作に引き続き湾田乱人、いやいやワンダー・ランド(笑
パラドックス学園パラレル研究会、通称パラパラ研に入部したワンダ。
その理由はミステリ研がないため。
しかしそこに所属している部員は部長のポー、副部長のドイル、そしてルブラン、アガサ・・・
偉大なるミステリ小説、そして名探偵を生み出してきた名だたる作家の名前を持つ者ばかりだった!
さらには同じ新入部員にもカーやフレデリックといったやはり著名なミステリ作家の名前・・・
自分はどうやらパラレルワールドに来てしまったことに気づくワンダ。
そして核シェルターの中で起こる完全密室殺人。
果たして犯人は?そして左下のパラパラマンガの意味とは?!(笑
いやあ、おもしろいミステリでした。
メタ・ミステリとでも言えばいいのでしょうか。
前作は連作短編集でしたが、本作は長編。
この小説の世界では、ミステリ小説で起こるような事件が現実に起きて、
ミステリ小説というジャンルは存在しないという、摩訶不思議な(?)世界なのです。
やはり部員の名前にワロタ
アガサとルブランが付き合っていて、後にカーの事をアガサが好きになり別れたり、
あるいは日本でのミステリ、館モノに冠する記述(もろに綾辻さんのでしたね)
トラベルミステリーは日本ではたった一人の刑事が解決しているとか、笑いました。
かつて辻真先さんが「犯人は読者です」というポテト・スーパーコンビが活躍する
ミステリを書きましたが、本作は本当に読者が犯人という全く見事な(笑)作品です。
度々登場する「最も疑わしい人物は犯人ではない」、「アリバイのない者は犯人ではない」
などの法則もまた良い味だしてます。
この法則にがんじがらめになったりしてますしね。
本作の続編はあり得るのかなあと思います。
これ以上の驚きをぜひぜひ提供してほしいですが、鯨統一郎さんならやってくれるかもと期待です。
パラドックス学園―開かれた密室 (光文社文庫 く 10-8)
- 作者: 鯨 統一郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/01/08
- メディア: 文庫
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