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海のある奈良に死す [有栖川有栖]

過日に放送されたドラマ「相棒」を観ていて、
この小説を思い出しました。

作家有栖川有栖の友人、赤星は
「行ってくる。『海のある奈良』へ」と言い残し、
その翌日死体で発見される。
アリスは彼の死の謎を、火村とともに追い、
「海のある奈良」を突き止めようと奔走するのだが・・・

旅情ミステリ、という範疇で括られたりしてたり、
あまり評価が高くなかったりと
人によって色々な評価があるかと思います。
僕個人は楽しめました。

いわゆる「国名」シリーズとはちょっと違った
二人の活躍、とでも言うのでしょうか。

さて冒頭の相棒の話ですが・・・
ネタバレになりますので、お気をつけを。


本作には「サブリミナル効果」がトリックに
用いられているのです。

ただこれはあくまで過大なサブリミナルであって、
実際にはそこまでは難しいというのが
現在の見解(?)になるのでしょうが。
「相棒」でもその点は語られていました。

かつて「世にも奇妙な物語」にて東幹久さん主演の
「サブリミナル」という短編がありました。
あれも非常に大きな影響が出ると過信される
演出でした。
(が、あれはメディアを利用した世論誘導と取るとかなり
恐怖を感じますね。)


サブリミナルだけでなく、「海のある奈良」とはどこなのか?
タイトルで惹かれた方、ぜひご一読を。


海のある奈良に死す (角川文庫)

海のある奈良に死す (角川文庫)

  • 作者: 有栖川 有栖
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 文庫



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