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悪魔の種子 [内田康夫]

浅見光彦シリーズ、久々ですね。

本作は「沃野の伝説」に続き、米を扱った作品です。
それも「花粉症緩和米」という、花粉症の人にとっては
夢のような米について。

本作での特徴は明確なヒロインが不在なこと。
これは結構浅見シリーズでは珍しい気がしました。
強いて挙げれば
殺された窪田の娘・郁子が近いかなあ。

途中、彼の十八番である「ひらめき」がありますが、
これに気付いた後の彼の推理は本当に素晴らしい。
一気に事件を解決まで導きます。
これがこのシリーズの魅力の1つでもあるんですよねえ。
僕は個人的にこれが好きです。

ところで、お手伝いの須美子さんは
光彦の事が好きではなかったのですかねえ?
憧れ・・・というような表現をしていたけど・・・
う~ん、この謎は持ち越しなのか?(笑


悪魔の種子 (幻冬舎文庫)

悪魔の種子 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 内田 康夫
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 文庫



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