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UFO大通り [島田荘司]

おれはこの御手洗&石岡コンビを待っていた!!
横浜時代の御手洗&石岡コンビが活躍するこの頃を。
1981年、そして1993年に起きた奇怪な事件を
名探偵・御手洗潔が鮮やかに看破する。
まさに本格ミステリの金字塔。

表題作「UFO大通り」
鎌倉の自宅で、白いスーツに体をぐるぐる巻き、
ヘルメットとゴム手袋という重装備。
なぜそんな姿で男は死んでいたのか?

そして同じ頃、御手洗潔はこの男の近所に
住むラク婆さんが、家の前にUFOが行き交い、
戦争をしていたという話を聞き及ぶ・・・
ラクお婆さんが見たものとは何なのか?
そして男はなぜ奇妙な姿で亡くなっていたのか?
果たして彼はどう「殺害」されたのか?

もう一編「傘を折る女」
ラジオ番組に投稿された不可思議な話。
それは雨の中、わざわざ横断歩道で傘を
車に折らせる女が居たという奇怪な行為の話だった。
御手洗は、この話だけから、驚くべきストーリーを
石岡に話すのだが・・・

とにかくおもしろかったです。
こうした奇妙な謎の作品、かなり好きです。
とにかく全然想像もつかない、という設定を、
いかに御手洗が解決していくのか、
そこに面白さがあると思います。

また石岡くんを時折馬鹿にしたりと
まさに初期の御手洗&石岡コンビで、
良いですね。

Amazonのレビューでは手厳しいご意見もありますが、
この頃の御手洗を、もっと読みたいと思うのは
僕だけではないと思います。


UFO大通り (講談社文庫)

UFO大通り (講談社文庫)

  • 作者: 島田 荘司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/15
  • メディア: 文庫



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