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新・日本の七不思議 [鯨統一郎]

「邪馬台国はどこですか?」、「新・世界の七不思議」に
続く歴史ミステリ第3弾。

今回は多くの謎が明らかになります(笑
いやいや、前2作とはまるで様相の違う内容になってます。


とにかく松永が勤める「スリーバレー」の意味。
ようやく、ようやくわかりました。
確かにオーナーも古代史専攻の人だと言っていましたが、
なるほど、そういう事だったのかと。

本作では、前作などで宮田が打ち出した説の検討として、
なんと初めて「スリーバレー」から飛び出し、自らの
説の検証に向かいます。
そして、舞台を「スリーバレー」に語られるのは
最初と最後の2編のみ。
特に最終編は懐かしい人物も登場します。

「真珠湾攻撃の不思議」
これはこれまでとはかなり異質で、
宮田や早乙女の口を借りて、鯨統一郎さん自身が
自らの考えを述べているかのように感じました。
とにかくこの1編だけは、ミステリと位置づけてよいものか、
とても考えさせられるお話でした。

さてさて、次作以降は果たしてどんな展開を
見せるのか?
楽しみです。



新・日本の七不思議 (創元推理文庫)

新・日本の七不思議 (創元推理文庫)

  • 作者: 鯨 統一郎
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2011/04/28
  • メディア: 文庫



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