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花嫁は夜汽車に消える [赤川次郎]

文庫版花嫁シリーズ最新作。
なんだか前作刊行からのスピードが速い気がします。
うれしい事ですけど。

表題作「花嫁は夜汽車に消える」
最後がものすごくできすぎ(笑
いや、本当に大団円で良いんですけど、
もうちょっと片岡の視点を入れてほしかったですね。

今回出て来る二人の花嫁はどちらも本当に強い女性です。
赤川さんの描く女性そのもの。
そして、そんな二人に対し、肩入れをする亜由美、そして塚川家。
さらには殿永刑事。
よく亜由美は事件に首を突っ込む、事件あるところ、亜由美ありなんて
殿永さんから皮肉られてますが(笑
とにかく亜由美を初め塚川家の人たちは自分の周囲の不幸せな人たちを
放っておけないんだろうなあと読んでいて改めて感じました。
「花嫁は天使のごとく」ではひょんな事から大畑雅恵まで
居候させてますしね(笑

こういう優しさを持った主人公だからこそ、
ちょっと出来過ぎの大団円も許せます。
大貫警部はこうはいかないだろうな(笑


花嫁は夜汽車に消える (実業之日本社文庫)

花嫁は夜汽車に消える (実業之日本社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2011/06/04
  • メディア: 文庫



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