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藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 3 [コミック]

第2期最後を飾る3冊の内の1冊。

どれも良い作品ですが、
あえてオススメを挙げるならば、「絶滅の島」と「征地球論」。

前者は最初は全くの台詞無し、サイレント版というのが
まず驚き。
その後台詞付きが描かれましたが、このストーリーが実に考えさせられる。

人間の目から見れば、自分たちと同じ人間を突き刺し、引き裂き、煙でいぶす・・・
当然悪魔の所業と言うように考えます。
しかし、別の星の生物から見れば、その行為は実は意味があり、
人間を襲うのも理由があった訳で・・・
そしてその生物の間で人間が「チキュウケナシザル」と命名されているという
まさに皮肉そのもの。
実に考えさせられます。

後者は、地球を攻める、攻めない、ほっとけという議論をしている宇宙人が、
地球人を知るためにサンプルを選んで観察すると言うストーリー。
結局地球人の事をよく理解できず、さらに議論を重ねる事に。
涙を流す事も、確かに他の生命体にとっちゃわからん事かも
しれませんね。

さて、第3期はいよいよ異色短編が登場。
楽しみだ。


藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 3 (藤子・F・不二雄大全集 第2期)

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 3 (藤子・F・不二雄大全集 第2期)

  • 作者: 藤子・F・ 不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/07/25
  • メディア: コミック



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コースケ

帆風琴さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2011-07-31 14:28) 

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