リベルタスの寓話 [島田荘司]
「やっぱり、御手洗!」
素晴らしい帯だ、と思いました(笑
さて本作には中編2編が収録。
しかも表題作は、その間に「クロアチア人の手」を挟んでの、
前編・後編という配置。
何か意味があるのか?と思いますよねえ。
2作品に共通するのは<民族紛争>
いや、非常に大きな、そして永遠の克復すべき課題とでも
いえばいいのでしょうか、難しい問題です。
「クロアチア人の手」では石岡氏が活躍。
といっても、相変わらず御手洗に電話で指示を仰いだり、
推理を聞き出す役割ですが(苦笑
「リベルタスの寓話」は
島田御大が「ブリキ人間リベルタスの伝承の物語は創作」とあとがきで
述べていますが、そうは思えない程の出来映え。
そして読者にはこの殺人が<見立て>ではないかと思わせるという
トリックにもなっています。
御大も「あとがき」で述べられていますが、
僕は今回のこの事件最大のテーマは「仮想通貨」かなと。
RMTという方法で仮想通貨を現実の通貨にする。
なんだか今の現状そのまんまですよね・・・
ヤフオクやいろんなオークションを見てみたら
わかるように、本当にゲーム内のアイテムやら
レアものやらがとんでもない高値で取引されてますし・・・
本当にどうしようもないよなあ・・・
あ、話がずれましたが、
御手洗の推理は相も変わらず素晴らしいの一言に尽きる。
なぜ被害者の身体から臓器が抜かれていたのか。
その理由を見事に看破します。
前作「UFO大通り」が日本に居た時の御手洗でしたが、
(僕はこの日本滞在時のお話が一番好きなんですが)
今回もまた楽しめました。
素晴らしい帯だ、と思いました(笑
さて本作には中編2編が収録。
しかも表題作は、その間に「クロアチア人の手」を挟んでの、
前編・後編という配置。
何か意味があるのか?と思いますよねえ。
2作品に共通するのは<民族紛争>
いや、非常に大きな、そして永遠の克復すべき課題とでも
いえばいいのでしょうか、難しい問題です。
「クロアチア人の手」では石岡氏が活躍。
といっても、相変わらず御手洗に電話で指示を仰いだり、
推理を聞き出す役割ですが(苦笑
「リベルタスの寓話」は
島田御大が「ブリキ人間リベルタスの伝承の物語は創作」とあとがきで
述べていますが、そうは思えない程の出来映え。
そして読者にはこの殺人が<見立て>ではないかと思わせるという
トリックにもなっています。
御大も「あとがき」で述べられていますが、
僕は今回のこの事件最大のテーマは「仮想通貨」かなと。
RMTという方法で仮想通貨を現実の通貨にする。
なんだか今の現状そのまんまですよね・・・
ヤフオクやいろんなオークションを見てみたら
わかるように、本当にゲーム内のアイテムやら
レアものやらがとんでもない高値で取引されてますし・・・
本当にどうしようもないよなあ・・・
あ、話がずれましたが、
御手洗の推理は相も変わらず素晴らしいの一言に尽きる。
なぜ被害者の身体から臓器が抜かれていたのか。
その理由を見事に看破します。
前作「UFO大通り」が日本に居た時の御手洗でしたが、
(僕はこの日本滞在時のお話が一番好きなんですが)
今回もまた楽しめました。
31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2011-09-17 21:50)
ミナモ様、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2011-09-17 21:50)