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中途半端な密室 [東川篤哉]

光文社文庫からの新刊という事で、
烏賊川市最新作か?と思いましたが、
初期の、そしてデビュー作含む短編集。
十分に楽しめました。

表題作と南の島の殺人の2編が中でもオススメ。

片桐&十川のコンビは「中途半端な密室」のみ
登場なのかな?
その後は山根&七尾コンビになりますが、
個人的にはこの二人が好きです。

ところでタイトルが秀逸ですよねえ。
完全な密室じゃないという。

南の島の殺人は本作愁眉かなと思います。
友人から来た手紙から、事件の謎を解き明かす山根。
しかし、その手紙自体にもフェイクがあり、
そのフェイク&事件の謎両方を解かなければならないという、
ある意味で「二重のトリック」がかかってます。
実に見事な作品です。

謎解きは~で大ブレイクした東川さんですが、
烏賊川市シリーズやこの短編集もぜひ読んでもらいたいですね。


中途半端な密室 (光文社文庫)

中途半端な密室 (光文社文庫)

  • 作者: 東川 篤哉
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/02/14
  • メディア: 文庫



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コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2012-03-13 00:18) 

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