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ねずみ石 [大崎梢]

書店・書籍関連ミステリの大崎さんによる
光文社文庫第二弾。
前作の「片耳うさぎ」に続く、子どもが主役のミステリー。

まずはAmazonさんの紹介ページから。

真ん中にひと文字「子」という漢字が入った灰色のすべすべとした楕円形の石。
神支村の子どもたちが祭りの夜に探す「ねずみ石」は、願いをひとつだけ叶えてくれる―。
中学一年生のサトは四年前の祭りの日、一時行方不明になった。
その夜、村で起きた母娘殺人の犯人は未だに判明していない。
親友セイとともに、祭りを調べていくうち、サトは事件の真相へと迫っていく。

事件を解く鍵となる、ある文字があるんですが、
これが見事。
しっかりお祭りとも関係していて、ああなるほどと。
主人公の記憶が鍵を握っているんですが、
その記憶が蘇っていくとともに、「ねずみ石」との関係もまた見えてくる。

主人公が出身の神支村は結構閉鎖的なイメージを
これを読んでいると持つんですよね。
そこにきて土俗的な神事とでもいうか、それを持ってきただけでも
ある種の怖さがあって、読んでいてその怖さがより物語を引き立ててました。
実際はこれってミスディレクションなのか?と深読みしまくりですかね。


ねずみ石 (光文社文庫)

ねずみ石 (光文社文庫)

  • 作者: 大崎 梢
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/01/12
  • メディア: 文庫



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コースケ

Yuseumさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2012-03-16 00:35) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2012-03-19 21:35) 

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