SSブログ

花と流れ星 [ミステリ]

ホラー作家の道尾秀介と霊現象探求所を構える真備庄介の
ホラーミステリシリーズ最新刊。
シリーズ初の短編集となります。

前2作がホラーとミステリを融合させた作品で
あったのに対し、
本作は、ホラー色は薄れ、よりミステリ色が濃い
ものとなっています。
いや、さらに言えばほのぼのでもないけれど、
和み系もややありかな。

オススメは「モルグ街の奇術」と「箱の中の隼」の2編。
前者は、突然現れたある高名な奇術師の孫に挑戦を
叩き付けられる真備&道尾。
謎そのものよりも、最後に100円玉を消したのが「奇術」なのかどうか、
実は「霊現象」だったのか・・・!?とゾクッとする謎を残して終了。
しかし真備の活躍は結構知られてるんですねえ。

後者は始まりがもはやワクワク感満載のストーリー。
新興宗教の団体に急遽行くこととなった道尾(表向は真備)
その中で起こる事件。
道尾の目の前で起こった事を論理的に明らかにする
真備の推理が見事。
そして道尾と真備のテンションの違いがおもしろいです。

さてこの真備シリーズは今のところ新作は書かれて
いないのですかね。
次作はまた長編希望です。


花と流れ星 (幻冬舎文庫)

花と流れ星 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/04/12
  • メディア: 文庫



nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 1

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2012-05-03 00:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0