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ポケットに地球儀 [安萬純一]

刊行予定を見て購入してみようと思っていた一冊。
本日読了。

これはユーモアミステリの範疇になるのか、あるいはバカミスなのか、
なんといえば良いのかいまいちわかりません(笑
読んだ方で的確な表現がありましたらお教えください。

探偵作家のアマンと尊徳社の編集者・鹿堀の二人が主役の本書。
鹿堀は雑誌「ナゾーン」に実際の謎を募集し、
その謎をアマンが解き明かすという企画を掲載する(アマンの許可なく・笑)
その掲載記事に導かれ、四人の女性が次々とアマンの元を訪れる。

そしてなぜかその謎を解こうと現場に行くと、
必ずどこかで密室に閉じ込められてしまう二人。
彼らを閉じ込めているのは誰なのか?

女性たちが持ち込む事件はどれも「奇妙な味」なモノで、
事件自体は非常に興味をそそられるのですが、
本作のメインはその事件捜査の途中に二人が巻き込まれる密室にあります。
とにかくなぜか閉じ込められる二人。
そして二人が出した事件への推理はことごとくハズレ。
でも密室の謎は解き明かすアマン。
推理力があるんだかないんだか(笑

最後の話で謎は全て明かされますが、
この表題は最後すぎるだろう。

アマンと鹿堀の会話が一番おもしろいですね。


ポケットに地球儀 (探偵作家アマンと謎の密室魔) (創元推理文庫)

ポケットに地球儀 (探偵作家アマンと謎の密室魔) (創元推理文庫)

  • 作者: 安萬 純一
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2012/12/11
  • メディア: 文庫



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コースケ

ミナモさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2012-12-30 15:01) 

コースケ

とも~る様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2012-12-30 15:02) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2012-12-30 15:03) 

モモッパラ2号

私もこの本は気になっている本でした。
読んでみることにします!
by モモッパラ2号 (2013-01-09 10:29) 

コースケ

モモッパラ2号さま、コメントありがとうございます!

主役二人の会話はかなりおもしろいです。
密室は図入りなのでこちらも楽しめると。


by コースケ (2013-01-10 22:29) 

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