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邪馬台国殺人紀行 [鯨統一郎]

鯨統一郎さんのシリーズキャラクターの中でも、
美女の方々がそろい踏みする作品。

邪馬台国がどこにあったのか、邪馬台国と推定される遺蹟を
巡り、様々な推理を繰り広げる三人・・・ですが、
なぜか行く先々で殺人事件に巻き込まれ、その謎を華麗に
解き明かす、というのが本作の流れです。

創元推理文庫の鯨さんの一連のシリーズ(「邪馬台国はどこですか」etc)
光文社文庫の桜川東子さんがメインのシリーズ。
そして「すべての美人は名探偵である」でその二人が競演し、
翁ひとみとの出会いを果たし、本作に至る訳です。

三人で行動しつつも、翁の内面描写がなかなかおもしろく、
静香&東子と翁という「アルキ女デス」内部の微妙な対立が読み所です。

内容は歴史ミステリより純粋なミステリに比重が置かれていると思います。
そして肩肘を張らずに手軽に楽しめます。
鯨さんは本当に邪馬台国(さらには歴史)が好きなんでしょうねえ。
しかし最近は女性の活躍が目立ちますので、
宮田六郎さんにそろそろご登場願いたい。


邪馬台国殺人紀行 (実業之日本社文庫)

邪馬台国殺人紀行 (実業之日本社文庫)

  • 作者: 鯨 統一郎
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2013/02/05
  • メディア: 文庫



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コメント 3

コースケ

enigumaさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2013-04-02 21:38) 

コースケ

devilさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2013-04-02 21:41) 

コースケ

モモ犬さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2013-04-07 00:36) 

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