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福家警部補の再訪 [大倉崇裕]

最近ミステリというか本を購入するのみで積ん読状態でして、
この三連休はじっくり読もう~と思ってましたが、たいして読めず、
ほとんど寝てました・・・

ずいぶん前に購入した本書は寝る前に読んでいて、読了。

刑事コロンボ、古畑任三郎に続く倒叙本格ミステリの第三弾。
かつて永作博美さんでNHKがドラマ化したのです。
あれはシリーズ化してよいだろう・・・なぜしないのだ。

現場に来れば記者に間違えられ、聞き込みに行けば宗教の
勧誘に間違えられる・・・そして今回は手帳まで紛失という
本当にこの人は捜査一課の刑事なのか?と道行く人にまで
疑われてしまう福家警部補、再び。

どの事件も非常におもしろく、そして犯人の完全犯罪の「誤算」を
見事に見抜く警部補の推理は見物です。

その中でも「相棒」がオススメ。
なぜコンビ解消を師匠の命日まで延ばすと頑強に言い張ったのか?
犯人さえも知らない被害者のある謎が明かされます。
個人的にこの殺人は納得できないなあ。
もっと話し合っていれば・・・と思います。

そして本作では福家にちょっとした協力者が登場。
京都で古物商を営む新開栄氏。
なかなかこの人が良い味を出している。
「あんなんに狙われたら、犯人もたまらんで」との名言を残します(笑

「マックス号事件」は時間の制約も絡む事件で、
最後の逮捕がとても鮮やかです。

やはりドラマ化をしてもらいたい。連続ドラマでなく、単発SPで。

全く関係ないのですが、『新・刑事コロンボ』を早く全部をDVD化して
もらいたい・・・
今ファイルで発売されていますが、いかんせんやや高いですし、場所も取る。
どうして一部のみしかされてないんですかねえ・・・


福家警部補の再訪 (創元推理文庫)

福家警部補の再訪 (創元推理文庫)

  • 作者: 大倉 崇裕
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2013/07/20
  • メディア: 文庫



福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)

福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)

  • 作者: 大倉 崇裕
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 文庫



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コメント 3

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2013-09-17 21:24) 

コースケ

あんぱんち~様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2013-09-17 21:27) 

コースケ

tmeranaさま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2013-09-23 01:23) 

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