SSブログ

七人の鬼ごっこ [三津田信三]

三津田信三さんの著書は初。
刀城言耶シリーズ、いつも気になって
読もうかどうしようか悩むのですが、
長さに僕がついて行けるのか・・・といつも購入を
控えてしまいます(ミステリファンとは思えませんね。申し訳ありません)

本書は生命の電話にかかってきた1本の電話から物語りが
始まります。
「だ~れまさんが、こ~ろした」
奇妙な子どもの声、そしてだるまさんがころんだに似たフレーズ。
小学生時代の友人が次々と殺されていく・・・
犯人の目的は?そして正体とは。

速水晃一の最後の推理は読み応えあり。
悩みに悩み、可能性を一つずつ消していく、
その推理の過程を描いているのはおもしろかったです。

犯人は物語が進むにつれてその候補が狭まっていくのですが、
実はそこにトリックがあるのです。
ここは上手いなあと感じました。

ラストはややモヤモヤかなあ。
結局達磨堂の御神体や過去の犯罪の謎は残されたままなのが
個人的には惜しい。
最後の1文はメタ感もあり良いですけどね。


七人の鬼ごっこ (光文社文庫)

七人の鬼ごっこ (光文社文庫)

  • 作者: 三津田 信三
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2013/09/10
  • メディア: 文庫



nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 2

コースケ

31様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2013-11-03 11:43) 

コースケ

ゆきママ様、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2013-11-03 11:43) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0