水木しげる漫画大全集『貸本漫画集6 地底の足音他』 [コミック]
本書はノン・シリーズものですが、
どの作品も群を抜いておもしろかった。
特に表題作「地底の足音」と「亡者の笛」は傑作。
前者は八つ目村という集落に鳥取大学の学生が
足を踏み入れた事から始まる壮大な物語。
蛇助という人語ではない言葉を話すが、
異常に頭の良い怪童、その家は妖術使いの家だという。
そして夜鷹という魂を持っていく死の使い、
山の地下から聞こえる奇妙な大声。
蛇助が育てている「モノ」は何なのか?
学生とその指導教授が最後まで登場し、
怪奇そのものを解決させるのも見物です。
「亡者の笛」はとても良く出来ていて、
怪奇現象ではなく、確かに亡者の笛を知っている者だけが
全て死んでしまうというラストは見事。
「ねずみ町三番地」も山には怪異、不思議なものがあるという
1つのパターンですが、単なる怪異ではなく、人間が生きていくために
ネズミになるという話の流れがおもしろい。
来月も楽しみです。
どの作品も群を抜いておもしろかった。
特に表題作「地底の足音」と「亡者の笛」は傑作。
前者は八つ目村という集落に鳥取大学の学生が
足を踏み入れた事から始まる壮大な物語。
蛇助という人語ではない言葉を話すが、
異常に頭の良い怪童、その家は妖術使いの家だという。
そして夜鷹という魂を持っていく死の使い、
山の地下から聞こえる奇妙な大声。
蛇助が育てている「モノ」は何なのか?
学生とその指導教授が最後まで登場し、
怪奇そのものを解決させるのも見物です。
「亡者の笛」はとても良く出来ていて、
怪奇現象ではなく、確かに亡者の笛を知っている者だけが
全て死んでしまうというラストは見事。
「ねずみ町三番地」も山には怪異、不思議なものがあるという
1つのパターンですが、単なる怪異ではなく、人間が生きていくために
ネズミになるという話の流れがおもしろい。
来月も楽しみです。
teftefさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-03-14 23:48)
げいなう様、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2014-03-16 23:12)