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真鍮のむし 永見緋太郎の事件簿 [田中啓文]

天才的なテナーサックス奏者の永見緋太郎シリーズ最新作。
まずはAmazonさんの紹介ページから。

天才的なテナーサックスの腕前とは裏腹に、世事にはうとい永見。
だが、ひとたび不思議な出来事に遭遇するや、音楽を奏でるように見事に謎を解き明かす。
アメリカで管楽器の盗難事件に巻き込まれた永見が見いだした人情味溢れる真相他、
日本のみならずニューヨーク、シカゴ、そしてジャズの聖地ニューオリンズなどを舞台にした全七編。
ジャズと不思議に満ちた、痛快ミステリ。

今回永見と唐島がアメリカへ単身(?)ジャズの勉強ならぬ殴り込み的(?)に乗り込みます。
しかし、そこは永見だけあって、アメリカへ行っても相変わらず。
妙な事件に巻き込まれ、いつのまにか解決してしまう。

本作の魅力は事件だけでなく、田中啓文さんによる「大きな御世話」的参考レコード
ではないでしょうか。
ジャズファンには物語のそこかしこに出て来る話も魅力的。
もっとも僕はそちらの嗜みが全くないので、物語そのものを楽しみましたが・・・

『落下する緑』、『辛い飴』と1作品にある共通項を持たせてきた本シリーズですが、
今回もある共通項で繋がっています。それは何か?は、ぜひ読んで確かめてください、



真鍮のむし (永見緋太郎の事件簿) (創元推理文庫)

真鍮のむし (永見緋太郎の事件簿) (創元推理文庫)

  • 作者: 田中 啓文
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2014/03/12
  • メディア: 文庫



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コースケ

makimakiさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-04-27 12:03) 

コースケ

yamさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-04-28 21:44) 

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