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売り出された花嫁 [赤川次郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

「月いくらなら承知する?」怪しい契約の裏に潜む闇。「愛人契約」の現場を目撃した水畑貴士。
女に契約を持ちかけていたのは、かつての家庭教師・落合だった。
突如放たれた銃弾から、咄嗟に恩師をかばった水畑は―。
一方、落合の紹介で老人と契約を結んだ双葉あゆみは奇妙な「愛人生活」に困惑。
老人の企みとは?女子大生・亜由美は友人の水畑、同じ名のあゆみを救うために大奮闘!
表題作ほか「泣きぬれた花嫁」を収録。

表題作の「売り出された花嫁」は、愛人契約やら、関係ない水畑が撃たれたりとか・・・
とにかく嫌な始まり方ですが、物語は大団円を迎えます。

むしろ「泣きぬれた花嫁」の方が、赤川さんがこれまでも描いてきた権力に対する
描写が色濃く出ていて、そして現実にこうした事があり得る事態なのではないか、
そう感じさせるお話になっています。

解説で書かれている「ある日突然、罪人にされてしまうことがあるかもしれない」
という一文も、冤罪という言葉が一般的になってきた現在を考えれば、
決して大げさではないのでしょう。


売り出された花嫁 (実業之日本社文庫)

売り出された花嫁 (実業之日本社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2014/06/05
  • メディア: 文庫



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コースケ

makimakiさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-06-22 22:00) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-06-22 23:00) 

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