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翼のある依頼人 [柄刀一]

シャーロキアンという言葉と表紙にやや惹かれて(苦笑)購入。

おそらくは本作愁眉としては「見えない射手の、立つところ」だと
思うのですが、
個人的には「女性恐怖症になった男」と「黄色い夢の部屋」の2編。
前者は、このあとのストーリーテラーになると僕が勝手に思っていた
野村敬吾がとても良いキャラです。
そして彼が何気なく見ていた風景が、実は事件にとても関係していた
というラストがお気に入り。

後者は叙述トリックといって良いのかどうか。
あまり書くとネタバレになりますので自粛。

物語が進むにつれて夫の一臣の存在が大きくなっていったのが
ちょっと意外でした。
こういうシリーズ(?)は名前だけ登場というのが多いので。

それと実は続編だったというのが一番驚いた。

柄刀さんは「天地龍之介」シリーズを愛読しているのですが、
最近文庫化されないなあ・・・


翼のある依頼人: 慶子さんとお仲間探偵団 (光文社文庫)

翼のある依頼人: 慶子さんとお仲間探偵団 (光文社文庫)

  • 作者: 柄刀 一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/06/12
  • メディア: 文庫



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コースケ

makimakiさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-07-07 22:24) 

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