名探偵ポワロ「カーテン-ポワロ最後の事件-」 [海外ミステリ]
NHKの紹介ページから。
【アガサ・クリスティー原作の人気シリーズ 25年の時を経ていよいよ最終回!】
ポワロ最後の事件。その舞台は、ポワロ最初の事件が起きた「スタイルズ荘」だった。
ポワロは親友ヘイスティングス大尉をスタイルズ荘に呼び出す。
ここは、かつて二人が初めて一緒に解決した殺人事件の舞台になった屋敷だが、
現在はゲストハウスになっている。ヘイスティングスは再会したポワロのやつれた車椅子姿に驚く。
ポワロは「ここが再び殺人現場になるが標的は不明だ」とヘイスティングスに告げ、
屋敷に潜む殺人犯を捕えるパートナーとして、動けない自分の代わりに情報収集をしてほしいと頼む。
クリスティのポワロものは全て原作を読んで来ていましたが、
(元々は戯曲で出され、後に別の作家さんによって小説として出された「ブラックコーヒー」も)
「カーテン」だけは未読です。
あえて未読でした。名探偵が亡くなるというのはどうにも受け入れがたかった、
というのがあるんですよね。
ホームズや金田一、彼らの最後は決して「死」ではないけれども、
ポワロは本当に死んでしまう、というのがどうにも・・・
なので今回映像で観たのが始めてになります。
相変わらず大尉には手厳しいポワロがたくさん登場したなあ(笑
最後の手紙でも堂々巡りの推理とまで言われるとは・・・(苦笑
ヘイスティングス大尉も相変わらず抜けているというか、
ポワロが「飲み物を」と言った時の「結構です」→「私がです!」に
笑ってしまった。
そしてまさか大尉が殺人を(偶然にも)起こしていたとは・・・
本作を通して思った事は、
犯罪を犯した者、特に殺人を絶対に許さないポワロは、
犯人を絶対に見逃さない訳ですが、
こういう「心理的殺人教唆」、裁きたくても裁けない人間というのは、
名探偵にとって、実は最大の敵なのかもしれません。
本作でポワロは常に神に祈ります。
それは最後に自身が下した行為を裁いてもらうために。
最後の場面で、彼を殺すことで、彼に殺される多くの人を救うことができたのではないか、
という台詞が出てきますが(うろ覚えです)、
やはり「オリエント急行の殺人」で彼が最後に下した行為と密接に
関係があるのでしょう。
「オリエント~」のラストは、間違いなく「カーテン」を見据えていたと思いますが、
どうなのだろうか。
ポワロは最後病死とされていますが、薬をとらずに
十字架を取った、とも言えるんですよねえ。
彼なりの罪の償い、とも言える場面でした。
「犯人」とポワロのやりとりですが、
この「犯人」が実に狡猾というか嫌な奴だったなあ・・・
後は付け髭に驚きました(笑
25年間という長きにわたって、同じ俳優さん、そして吹き替えも
同じ声優さんでラストを迎えたのは、本当に素晴らしい事で、
感謝に堪えません。
スーシェさん、熊倉さん、ありがとうございました。
NHKにも感謝しよう(笑
でもやっぱり終わってしまったのは悲しいですね。
後、ニューシーズンDVDのボックス化を是非!!
【アガサ・クリスティー原作の人気シリーズ 25年の時を経ていよいよ最終回!】
ポワロ最後の事件。その舞台は、ポワロ最初の事件が起きた「スタイルズ荘」だった。
ポワロは親友ヘイスティングス大尉をスタイルズ荘に呼び出す。
ここは、かつて二人が初めて一緒に解決した殺人事件の舞台になった屋敷だが、
現在はゲストハウスになっている。ヘイスティングスは再会したポワロのやつれた車椅子姿に驚く。
ポワロは「ここが再び殺人現場になるが標的は不明だ」とヘイスティングスに告げ、
屋敷に潜む殺人犯を捕えるパートナーとして、動けない自分の代わりに情報収集をしてほしいと頼む。
クリスティのポワロものは全て原作を読んで来ていましたが、
(元々は戯曲で出され、後に別の作家さんによって小説として出された「ブラックコーヒー」も)
「カーテン」だけは未読です。
あえて未読でした。名探偵が亡くなるというのはどうにも受け入れがたかった、
というのがあるんですよね。
ホームズや金田一、彼らの最後は決して「死」ではないけれども、
ポワロは本当に死んでしまう、というのがどうにも・・・
なので今回映像で観たのが始めてになります。
相変わらず大尉には手厳しいポワロがたくさん登場したなあ(笑
最後の手紙でも堂々巡りの推理とまで言われるとは・・・(苦笑
ヘイスティングス大尉も相変わらず抜けているというか、
ポワロが「飲み物を」と言った時の「結構です」→「私がです!」に
笑ってしまった。
そしてまさか大尉が殺人を(偶然にも)起こしていたとは・・・
本作を通して思った事は、
犯罪を犯した者、特に殺人を絶対に許さないポワロは、
犯人を絶対に見逃さない訳ですが、
こういう「心理的殺人教唆」、裁きたくても裁けない人間というのは、
名探偵にとって、実は最大の敵なのかもしれません。
本作でポワロは常に神に祈ります。
それは最後に自身が下した行為を裁いてもらうために。
最後の場面で、彼を殺すことで、彼に殺される多くの人を救うことができたのではないか、
という台詞が出てきますが(うろ覚えです)、
やはり「オリエント急行の殺人」で彼が最後に下した行為と密接に
関係があるのでしょう。
「オリエント~」のラストは、間違いなく「カーテン」を見据えていたと思いますが、
どうなのだろうか。
ポワロは最後病死とされていますが、薬をとらずに
十字架を取った、とも言えるんですよねえ。
彼なりの罪の償い、とも言える場面でした。
「犯人」とポワロのやりとりですが、
この「犯人」が実に狡猾というか嫌な奴だったなあ・・・
後は付け髭に驚きました(笑
25年間という長きにわたって、同じ俳優さん、そして吹き替えも
同じ声優さんでラストを迎えたのは、本当に素晴らしい事で、
感謝に堪えません。
スーシェさん、熊倉さん、ありがとうございました。
NHKにも感謝しよう(笑
でもやっぱり終わってしまったのは悲しいですね。
後、ニューシーズンDVDのボックス化を是非!!
コースケさん、遂に終わってしまいましたね(T.T)
でも、超完全版Blu-ray Boxみたいなのは出てほしいです!
(たぶん、いつかは出るとは思いますが。ホームズもコロンボも出ているし。。。)
by Yuseum (2014-10-07 19:42)
Yuseumさま、nice!&コメントありがとうございます。
昨日は泣きそうになりましたね。
完全版、期待しましょう!
by コースケ (2014-10-07 21:35)
とも~る様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2014-10-08 21:27)
31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-10-11 21:14)