シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件 [シャーロック・ホームズ]
まずはAmazonさんの紹介ページから。
新世紀の幕開け直前のロンドン。人々を恐怖させ、大混乱に陥れたその事件は、
宵のうちから降りだした雪が風に舞うなかで始まった。
翌朝、一人の男の死体が発見された―体中の骨が砕け、青あざだらけで膨張した、見るも無惨なもの。
しかし、周囲には足跡ひとつなく、ましてや凶器もなかった。
まるで空気、いや“神の息吹”に殺されたかのようだった…。
このあまりにも“不自然な死体”の謎がシャーロック・ホームズのもとに持ち込まれた。
相談にやってきたのは、“心霊医師”の異名をとるジョン・サイレンス博士。
うさんくさげな人物に難色を示すシャーロックだったが、
「事件はこれだけでは終わらない」、と告げられ相棒のワトソンと共に、
“神の息吹”の謎を解明すべく行動を開始する。
それはロンドン中を巻き込む、大事件の始まりだった…。
ホームズのパスティーシュものは単行本等では結構出ているかと
思いますが、文庫化までいくのはあまりないと個人的に思っています。
創元推理文庫のジューン・トムスンの一連のシリーズは非常に有名だと
思いますが、それ以外だとなかなかないですね。
本書作者のガイ・アダムス氏は、スペイン在住の俳優経験もある方との事。
すでに第2作目も上梓されているようです。
本作はかなりオカルト色が強い作品になっています。
ワトソンが体験する「経験」はどう読んでもオカルト的解決しかないんじゃないか
と思ってました(笑
ホームズがいかにそれを合理的に解決していくのか、が物語の見せ場です。
ただ、本書を読んで思ったのは、
ホームズものは短編の方がおもしろいのかなという印象。
いわゆる聖典は別として、トムスンのように「語られざる事件」を
短編集形式が良いのかなあ。
本作は同じような現象を結構引っ張って引っ張って、
最後はあっさりな感じで、やや拍子抜け。
ラストに名台詞はでるものの、オカルトか合理的かはやや
ホームズ自身も中途半端です。
この中途半端さは、おそらくは実在の人物を
物語に登場させたことも一因にあるのかもしれませんねえ。
第2作も翻訳されて出版されたら読む予定です。
新世紀の幕開け直前のロンドン。人々を恐怖させ、大混乱に陥れたその事件は、
宵のうちから降りだした雪が風に舞うなかで始まった。
翌朝、一人の男の死体が発見された―体中の骨が砕け、青あざだらけで膨張した、見るも無惨なもの。
しかし、周囲には足跡ひとつなく、ましてや凶器もなかった。
まるで空気、いや“神の息吹”に殺されたかのようだった…。
このあまりにも“不自然な死体”の謎がシャーロック・ホームズのもとに持ち込まれた。
相談にやってきたのは、“心霊医師”の異名をとるジョン・サイレンス博士。
うさんくさげな人物に難色を示すシャーロックだったが、
「事件はこれだけでは終わらない」、と告げられ相棒のワトソンと共に、
“神の息吹”の謎を解明すべく行動を開始する。
それはロンドン中を巻き込む、大事件の始まりだった…。
ホームズのパスティーシュものは単行本等では結構出ているかと
思いますが、文庫化までいくのはあまりないと個人的に思っています。
創元推理文庫のジューン・トムスンの一連のシリーズは非常に有名だと
思いますが、それ以外だとなかなかないですね。
本書作者のガイ・アダムス氏は、スペイン在住の俳優経験もある方との事。
すでに第2作目も上梓されているようです。
本作はかなりオカルト色が強い作品になっています。
ワトソンが体験する「経験」はどう読んでもオカルト的解決しかないんじゃないか
と思ってました(笑
ホームズがいかにそれを合理的に解決していくのか、が物語の見せ場です。
ただ、本書を読んで思ったのは、
ホームズものは短編の方がおもしろいのかなという印象。
いわゆる聖典は別として、トムスンのように「語られざる事件」を
短編集形式が良いのかなあ。
本作は同じような現象を結構引っ張って引っ張って、
最後はあっさりな感じで、やや拍子抜け。
ラストに名台詞はでるものの、オカルトか合理的かはやや
ホームズ自身も中途半端です。
この中途半端さは、おそらくは実在の人物を
物語に登場させたことも一因にあるのかもしれませんねえ。
第2作も翻訳されて出版されたら読む予定です。
makimakiさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-10-23 21:28)
makimakiさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-11-25 23:08)
31様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-11-25 23:08)