盗まれた都市 左文字進探偵事務所 [西村京太郎]
まずはAmazonさんの紹介ページから。
東北にある人口十万人の尾形市で今恐るべき陰謀が進行している―
上野駅構内でそんなビラを配っていた若い男が、隅田川で死体となって発見された。
そして市では「反東京条例」が可決される。真相を探る私立探偵の左文字進は、
東京ナンバーの車を破壊された上、殺人の容疑をかけられてしまう。
平凡な地方都市で一体何が蠢いているのか!?
「消えた巨人軍」「一千万人誘拐計画」など消失モノも得意とする
作者なので、タイトルからそっち方面か?と思っていましたが、
良い意味で裏切られました。
以下、少々ネタバレあり。
ここまで異常な状況だと、さすがに何かしらの対策が
とられるだろう、とか考えるのは置いておくとして、
ファシズム、あるいは狂信的、もしくは洗脳とでも
言えばいいのでしょうか、そうした人間の怖さが
描かれた作品です。
とても1978年初版本とは思えない、現在でも十分
意味のある社会派ミステリーだと思いました。
結末が実は各章の最初の「プログラム」という文章と
密接に関係しているんですよね。
これは驚いた。というか1970年代でPCを小説の
ある意味メイントリックに組み込んでいるのはさすがとしか
言いようがありません。
どんどん復刊してほしいですねえ、左文字シリーズ。
そういや昨日の十津川警部には山村紅葉さんが
出てなくて、どうしたんだろうかと思いました。
東北にある人口十万人の尾形市で今恐るべき陰謀が進行している―
上野駅構内でそんなビラを配っていた若い男が、隅田川で死体となって発見された。
そして市では「反東京条例」が可決される。真相を探る私立探偵の左文字進は、
東京ナンバーの車を破壊された上、殺人の容疑をかけられてしまう。
平凡な地方都市で一体何が蠢いているのか!?
「消えた巨人軍」「一千万人誘拐計画」など消失モノも得意とする
作者なので、タイトルからそっち方面か?と思っていましたが、
良い意味で裏切られました。
以下、少々ネタバレあり。
ここまで異常な状況だと、さすがに何かしらの対策が
とられるだろう、とか考えるのは置いておくとして、
ファシズム、あるいは狂信的、もしくは洗脳とでも
言えばいいのでしょうか、そうした人間の怖さが
描かれた作品です。
とても1978年初版本とは思えない、現在でも十分
意味のある社会派ミステリーだと思いました。
結末が実は各章の最初の「プログラム」という文章と
密接に関係しているんですよね。
これは驚いた。というか1970年代でPCを小説の
ある意味メイントリックに組み込んでいるのはさすがとしか
言いようがありません。
どんどん復刊してほしいですねえ、左文字シリーズ。
そういや昨日の十津川警部には山村紅葉さんが
出てなくて、どうしたんだろうかと思いました。
31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2015-04-16 00:50)
makimakiさま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2015-04-16 00:50)