依頼人は死んだ [若竹七海]
まずはAmazonさんの紹介ページから。
女探偵・葉村晶(あきら)は探偵事務所からの仕事で生計をたてながら、
時に家族がらみの無料捜査も押し付けられる、何でも屋だ。念願の本を出版し、
結婚直前だった順風満帆の婚約者はなぜ自殺したのか?受けてもいない健康診断の、
ガンを知らせる通知書が届いた意図は?瀟洒なプチ・ホテルに集う常連に隠された惨事とは?
彼女に持ち込まれる事件の真相は、少し切なく、ぞくっと怖い。構成の妙、
鮮やかなエンディングにうならされる、みごとな連作短篇集。
最初の冬の物語「濃紺の悪魔」からラストの三度目の冬の物語「都合のいい地獄」
まで実によくまとまっている連作短編集。
最初と最後は、葉村が本作で結果的に追う事になる、ある犯人が
登場するんですが、ラストはやや消化不良かなあ。というか彼との対決は
この後描かれるのか?
オススメは「たぶん、暑かったから」と「アヴェ・マリア」。
前者はなんとも表現のしようがない作品。
凶器であるネジ回しを中心に推理を組み立てる葉村ですが、
最後の最後で、どんでん返しが起こります。
この作品はすごい。
後者はこの後続く作品にも密接に関連し、
かつ個人的にはイヤミスなんではないかというモノです。
結局のところ、最後までこの作品内の殺人「動機」は描かれず、
このモヤモヤを葉村はずっと引きずっていくことになります。
いよいよ次は長編「悪いうさぎ」です。
こちらも楽しみ。
女探偵・葉村晶(あきら)は探偵事務所からの仕事で生計をたてながら、
時に家族がらみの無料捜査も押し付けられる、何でも屋だ。念願の本を出版し、
結婚直前だった順風満帆の婚約者はなぜ自殺したのか?受けてもいない健康診断の、
ガンを知らせる通知書が届いた意図は?瀟洒なプチ・ホテルに集う常連に隠された惨事とは?
彼女に持ち込まれる事件の真相は、少し切なく、ぞくっと怖い。構成の妙、
鮮やかなエンディングにうならされる、みごとな連作短篇集。
最初の冬の物語「濃紺の悪魔」からラストの三度目の冬の物語「都合のいい地獄」
まで実によくまとまっている連作短編集。
最初と最後は、葉村が本作で結果的に追う事になる、ある犯人が
登場するんですが、ラストはやや消化不良かなあ。というか彼との対決は
この後描かれるのか?
オススメは「たぶん、暑かったから」と「アヴェ・マリア」。
前者はなんとも表現のしようがない作品。
凶器であるネジ回しを中心に推理を組み立てる葉村ですが、
最後の最後で、どんでん返しが起こります。
この作品はすごい。
後者はこの後続く作品にも密接に関連し、
かつ個人的にはイヤミスなんではないかというモノです。
結局のところ、最後までこの作品内の殺人「動機」は描かれず、
このモヤモヤを葉村はずっと引きずっていくことになります。
いよいよ次は長編「悪いうさぎ」です。
こちらも楽しみ。
2015-07-26 15:22
nice!(3)
コメント(3)
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31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2015-07-27 00:31)
Yuseumさま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2015-08-02 22:27)
ネオ・アッキー様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2015-08-02 22:28)