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昼と夜の殺意 [赤川次郎]

徳間文庫からの復刊になります。

水城澄音と韻子姉妹は、母に厳しいレッスンを強いられつつも、
ピアノとヴァイオリンの天才少女と呼ばれていた。所が二人の性格は真逆!
自由奔放に恋をする澄音に対し、韻子は奥手で姉には驚かされてばかり。
ある日、母の勧めで韻子は音楽界で有名な上尾浩三郎に師事する。
それは不幸の始まりだった。上尾の愛人だと言われ、学校では友人に避けられる。
そんな時に不思議な青年が現れ――。

殺人は起こるものの、メインは水城姉妹それぞれの変化や変遷が物語のメイン。
韻子のある意味では成長物語ともいえます。

主人公は韻子ですが、印象に残ったのは姉の澄音ですねえ。
時に本音を語り、最後にあっと驚かせる行動に出ます。

赤川作品では強い女性が主人公の場合が多いですが、
本作は強いの意味が少し異なる、また違う赤川さんの面が
見える作品ではないでしょうか。

こうした復刊は今後も続けてもらいたいですね。


昼と夜の殺意: 〈新装版〉 (徳間文庫)

昼と夜の殺意: 〈新装版〉 (徳間文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/05/07
  • メディア: 文庫



昼と夜の殺意 (徳間文庫)

昼と夜の殺意 (徳間文庫)

  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/05/07
  • メディア: Kindle版



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コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2016-06-12 23:25) 

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