SSブログ

日曜は憧れの国 [ミステリ]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

内気な中学二年生・千鶴は、母親の言いつけで四谷の
カルチャーセンターの講座を受けることに。
彼女はその料理教室で、同い年だが性格も学校も違う桃・真紀・公子と出会う。
ところが、教室内で盗難が発生。顛末に納得がいかなかった四人は、真相を推理することに。
多感な少女たちが、カルチャーセンターで遭遇する様々な事件の謎に挑む!
気鋭の著者が贈る校外活動青春ミステリ。

暮志田千鶴・先崎桃・神原真紀・三方公子、性格が全く違う4人が
カルチャーセンターで出会い、そしてちょっと不思議な謎に挑んでいく物語。

四人がそれぞれ主人公の話があり、そこでは主人公=探偵ではなく、
彼女たちのこれまで歩んできた(中学生ながら)生き方を
振り返る物語でもあります。

最終話「いきなりは描けない」では各人がそれぞれのポジションで
謎を解いていく大団円的な内容。

個人的には暮志田千鶴の話が好きです。
単なる窃盗事件ではなく、その先の旗手先生の思惑まで推理を
進ませ、それでいて最後はスッキリ終わるところが好きです。

また彼女がいつのまにか自分の母親のようになっていると気付くことや、
一方で、母親がカルチャーセンターを薦めた理由を実はかなり深い理由が
あるのではと考えてしまった自分がいました(笑

もう少し成長した彼女たちもぜひ観たい。


日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

  • 作者: 円居 挽
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/05/21
  • メディア: 文庫



日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/05/21
  • メディア: Kindle版



【東京創元社無料読本】 〈憧れの国〉へのガイドブック

【東京創元社無料読本】 〈憧れの国〉へのガイドブック

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/05/21
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 1

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2016-07-17 17:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0