双孔堂の殺人 ~Double Torus~ [周木律]
Amazonさんの紹介ページから。
二重鍵状の館、“Double Torus”。警察庁キャリア、宮司司は放浪の数学者、十和田只人に会うため、
そこへ向かう。だが彼を待っていたのは二つの密室殺人と容疑者となった十和田の姿だった。
建築物の謎、数学者たちの秘された物語。シリーズとして再構築された世界にミステリの面白さ
が溢れる。“堂”シリーズ第2弾。
今後のシリーズキャラクターとなる宮司兄妹が初登場となる本作。
放浪の数学者である十和田は他に合理的に考えられないとし、
犯人として逮捕されるという、とんでもない場面から物語がスタートします。
例のシリーズキャラクターはおそらくすぐにわかるはず。
明らかに怪しいので(笑
本作も構造物を実に上手く使ったトリックが用いられています。
それと、ダブル・トーラスという対称性を十和田自身が
一貫して全ての出来事に当てはめていくのが面白い。
宮司のように唖然とするのが普通でしょうが、そこが十和田自身の魅力でもあります。
ところで、本作の第Ⅴ章では謎解きが行われますが、
個人的にはその後の動機解明と犯人独白は蛇足に感じました。
通常のミステリであれば当然あってしかるべきなのですが、
このシリーズは十和田自身も重視していないですが、
動機云々よりも、この<堂>でいかにして事件が起きたのか、が
最大の関心事で、それが解ければ終了なのではないかと。
あと宮司の妹がいまいちよくわからないキャラなので、
次作にその辺も明らかになるのか期待したいところです。
二重鍵状の館、“Double Torus”。警察庁キャリア、宮司司は放浪の数学者、十和田只人に会うため、
そこへ向かう。だが彼を待っていたのは二つの密室殺人と容疑者となった十和田の姿だった。
建築物の謎、数学者たちの秘された物語。シリーズとして再構築された世界にミステリの面白さ
が溢れる。“堂”シリーズ第2弾。
今後のシリーズキャラクターとなる宮司兄妹が初登場となる本作。
放浪の数学者である十和田は他に合理的に考えられないとし、
犯人として逮捕されるという、とんでもない場面から物語がスタートします。
例のシリーズキャラクターはおそらくすぐにわかるはず。
明らかに怪しいので(笑
本作も構造物を実に上手く使ったトリックが用いられています。
それと、ダブル・トーラスという対称性を十和田自身が
一貫して全ての出来事に当てはめていくのが面白い。
宮司のように唖然とするのが普通でしょうが、そこが十和田自身の魅力でもあります。
ところで、本作の第Ⅴ章では謎解きが行われますが、
個人的にはその後の動機解明と犯人独白は蛇足に感じました。
通常のミステリであれば当然あってしかるべきなのですが、
このシリーズは十和田自身も重視していないですが、
動機云々よりも、この<堂>でいかにして事件が起きたのか、が
最大の関心事で、それが解ければ終了なのではないかと。
あと宮司の妹がいまいちよくわからないキャラなので、
次作にその辺も明らかになるのか期待したいところです。
双孔堂の殺人 ~Double Torus~ 数学者十和田只人 (講談社文庫)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/12/15
- メディア: Kindle版
鉄腕原子さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2017-05-21 10:17)
@ミックさま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2017-05-21 10:18)
サイトー様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2017-05-21 10:18)
31様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2017-05-21 10:19)