遺譜-浅見光彦最後の事件- [内田康夫]
まずはAmazonさんの紹介ページから。
本人の知らぬ間に企画された浅見光彦34歳の誕生日会。初恋のひとである稲田佐和との再会に心躍る浅見は、美貌のヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハからボディガードを頼まれる。
一度は断ったものの、陽一郎からの要請でアリシアのコンサートが行われる丹波篠山に赴くことに。
彼の地で彼女の祖母の遺譜を捜索するが、手がかりである「インヴェ」に繋がる男が殺され
浅見に嫌疑がかかり!?
国民的名探偵〈最後〉の事件
70年の時を経て甦る陰謀に、浅見家の人間として下す光彦の決断とは――
ドイツと日本、二つの国で次々に見つかる新事実、「遺譜」に記されていた内容とは?
第二次世界大戦当時から現代へと綿々と続く「盟約」を護り続ける者と、それを狙う者。
浅見光彦が迎える史上最大の危機!
ちょっと更新が滞ってました。
だいぶ前に読んだ本。ついに最終巻を迎えた浅見光彦シリーズ。
本作は殺人事件は起こります、光彦も推理を魅せます。
しかし、そこが本書の見せ場ではなく、70年前の歴史的事実と浅見家、さらには雪江の実家
との関わりがメインでもあり、一方で歴代ヒロインたちのお祭り的小説なのかもしれません。
ちなみにシリーズとしては「孤道」がありますが、こちらは未完のため、
個人的にはシリーズとしてカウントするのか疑問です。
内田康夫先生のご病気が良くなり、完結させて欲しいと思います。
結局浅見は誰と結婚するのかというのが、最後まで実のところ不明。
まあ確かに流れ上は稲田佐和さんなのでしょうが、うーん。
光彦の幼なじみで、唯一の「閉鎖された館」事件をともにした野沢光子でも
良かったような。さらに言えば、僕は本命は須美ちゃんだと思ってたのになあ。
物語は戦前の日本とドイツ、さらには浅見家などの過去を知る壮大なストーリーですが、
事件としてはイマイチです。「北の街物語」の方が面白い。
社会派的、歴史モノでいえば、「遺骨」や「箸墓幻想」、「箱庭」、「皇女の霊柩」
といった作品群が浮かんできますが、本作はどうしても最終作という意味合いが強く
出過ぎており、作品内容そのものの評価は難しいですね。
とはいえ、今後もう読めないのかと思うとやはり寂しい。
映像化も最近下火ですし、ちょっと哀しい気持ちもあります。
しかしシリーズをきちんと完結させて頂けたという意味で内田康夫先生には感謝。
先生本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
本人の知らぬ間に企画された浅見光彦34歳の誕生日会。初恋のひとである稲田佐和との再会に心躍る浅見は、美貌のヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハからボディガードを頼まれる。
一度は断ったものの、陽一郎からの要請でアリシアのコンサートが行われる丹波篠山に赴くことに。
彼の地で彼女の祖母の遺譜を捜索するが、手がかりである「インヴェ」に繋がる男が殺され
浅見に嫌疑がかかり!?
国民的名探偵〈最後〉の事件
70年の時を経て甦る陰謀に、浅見家の人間として下す光彦の決断とは――
ドイツと日本、二つの国で次々に見つかる新事実、「遺譜」に記されていた内容とは?
第二次世界大戦当時から現代へと綿々と続く「盟約」を護り続ける者と、それを狙う者。
浅見光彦が迎える史上最大の危機!
ちょっと更新が滞ってました。
だいぶ前に読んだ本。ついに最終巻を迎えた浅見光彦シリーズ。
本作は殺人事件は起こります、光彦も推理を魅せます。
しかし、そこが本書の見せ場ではなく、70年前の歴史的事実と浅見家、さらには雪江の実家
との関わりがメインでもあり、一方で歴代ヒロインたちのお祭り的小説なのかもしれません。
ちなみにシリーズとしては「孤道」がありますが、こちらは未完のため、
個人的にはシリーズとしてカウントするのか疑問です。
内田康夫先生のご病気が良くなり、完結させて欲しいと思います。
結局浅見は誰と結婚するのかというのが、最後まで実のところ不明。
まあ確かに流れ上は稲田佐和さんなのでしょうが、うーん。
光彦の幼なじみで、唯一の「閉鎖された館」事件をともにした野沢光子でも
良かったような。さらに言えば、僕は本命は須美ちゃんだと思ってたのになあ。
物語は戦前の日本とドイツ、さらには浅見家などの過去を知る壮大なストーリーですが、
事件としてはイマイチです。「北の街物語」の方が面白い。
社会派的、歴史モノでいえば、「遺骨」や「箸墓幻想」、「箱庭」、「皇女の霊柩」
といった作品群が浮かんできますが、本作はどうしても最終作という意味合いが強く
出過ぎており、作品内容そのものの評価は難しいですね。
とはいえ、今後もう読めないのかと思うとやはり寂しい。
映像化も最近下火ですし、ちょっと哀しい気持ちもあります。
しかしシリーズをきちんと完結させて頂けたという意味で内田康夫先生には感謝。
先生本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
遺譜 浅見光彦最後の事件 上 「浅見光彦」シリーズ (角川文庫)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/09/25
- メディア: Kindle版
遺譜 浅見光彦最後の事件 下 「浅見光彦」シリーズ (角川文庫)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/09/25
- メディア: Kindle版
@ミックさま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2017-11-19 20:26)
鉄腕原子さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2017-11-19 20:28)
31様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2017-11-19 20:28)
コースケさん、拙ブログにコメント& nice!ありがとうございます。
私のブログは完全復活…にはまだまだ遠いですが(;^ω^)、何か気になることがあったら、ボチボチ更新したいと思います。
浅見光彦シリーズ、完結したのですね!
長く親しまれたシリーズをきれいに終わらせるのは、なかなか大変! 内田先生、お疲れ様でした。
by Yuseum (2017-12-04 22:20)
Yuseum様、nice!&コメントありがとうございます!
長く続いたシリーズですが、完結すると寂しいですね。
本当にお疲れ様でした。
by コースケ (2017-12-09 03:00)
むうぴょんこ様、nice!ありがとうございます。
by コースケ (2018-03-25 15:55)