衣更月家の一族 [深木章子]
まずはAmazonさんの紹介ページから。
別居中の妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺――110番通報の時点では単純な事件と思われた。だが犯人が直接目撃されていないうえ、被害者の夫には別の家庭があった。
強欲と憤怒に目がくらんだ人間たちが堕ちていく凄まじい罪の地獄。
因業に満ちた世界を描ききった傑作ミステリー!
またまた久しぶりの更新です。
前作の『鬼畜の家』からだいぶ経ってしまいましたが、深木さんの第2長編。
以下、ややネタバレ。
一見すると何の関係もない3つの「家」で起きた事件ですが、
プロローグで語られる「衣更月家」の顛末があることから、
廣田家、楠原家、鷹尾家それぞれの殺人に、この「衣更月家」が関係してくるのは
間違いない、読者へそう思わせるためのプロローグな訳です。
どんな因縁があるのだろうか・・・と(勝手に思い込み)僕は読んでいたのですが、
この結末はかなり予想外でした。
特に廣田家の殺人の犯人、かなりの切れ者で実に巧妙です。
楠原家、鷹尾家より、やはりこの廣田家の殺人の見方が
探偵榊原の推理で見方が全く変わってしまうところが素晴らしい。
あと、個人的には前作の『鬼畜の家』もそうなんですが、
家の何らかの因縁なのかというのを醸し出しておきながら、
真相はまるで違うところが良いのですよね。
むろん全く家が関係無いわけではありません。
(今回も動機は相続問題ですから。)
榊原が登場する作品はまだあるようなので、そちらも購入したいと思います。
別居中の妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺――110番通報の時点では単純な事件と思われた。だが犯人が直接目撃されていないうえ、被害者の夫には別の家庭があった。
強欲と憤怒に目がくらんだ人間たちが堕ちていく凄まじい罪の地獄。
因業に満ちた世界を描ききった傑作ミステリー!
またまた久しぶりの更新です。
前作の『鬼畜の家』からだいぶ経ってしまいましたが、深木さんの第2長編。
以下、ややネタバレ。
一見すると何の関係もない3つの「家」で起きた事件ですが、
プロローグで語られる「衣更月家」の顛末があることから、
廣田家、楠原家、鷹尾家それぞれの殺人に、この「衣更月家」が関係してくるのは
間違いない、読者へそう思わせるためのプロローグな訳です。
どんな因縁があるのだろうか・・・と(勝手に思い込み)僕は読んでいたのですが、
この結末はかなり予想外でした。
特に廣田家の殺人の犯人、かなりの切れ者で実に巧妙です。
楠原家、鷹尾家より、やはりこの廣田家の殺人の見方が
探偵榊原の推理で見方が全く変わってしまうところが素晴らしい。
あと、個人的には前作の『鬼畜の家』もそうなんですが、
家の何らかの因縁なのかというのを醸し出しておきながら、
真相はまるで違うところが良いのですよね。
むろん全く家が関係無いわけではありません。
(今回も動機は相続問題ですから。)
榊原が登場する作品はまだあるようなので、そちらも購入したいと思います。
鉄腕原子様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-11-03 20:16)
@ミック様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-11-03 20:16)
サイトー様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-11-03 20:17)
Sachaiさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-11-03 20:17)
31様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-11-03 20:17)
マルコメ様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-11-10 21:51)
ゆーじあむ様、nice!ありがとうございます!
ご無沙汰しております。
by コースケ (2020-11-10 21:52)
らしゅえいむ様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-11-15 00:51)
ネオ・アッキー様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2020-12-15 22:18)