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たとえば風が [赤川次郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

七十歳の八木原亮子は名家の未亡人。使用人を雇うに当たり、身許など調べない主義。
お手伝いにきた十九歳の山中千津は、丁寧な仕事ぶりから長男の秀、次女の圭子、
嫁の康代、孫の秀一郎からも信頼されるようになった。お金に苦労することも、
将来の心配もない八木原家だったが、千津が来てから一家の歯車が狂い出し、
徐々に彼らの裏の顔が見え始め――。家族の繋がりを問うミステリ。


ネタバレあり。







なんとも表現しがたいミステリ。
山中千津という存在が、これまでの八木原家を壊し、若干ではありますが、
今後の八木原家を立て直したとも言えるのではないでしょうか。

最後まで読むと、この企みや一味がわかり、大金持ちを罠に嵌めて大金をせしめる、
いわば詐欺グループに近いんですが、千津の発言から今まではそうだったけども、
今回は人殺しまでやるという所まで陥り、仲間割れが起きるのです。


しかし、千津が下さずとも、辻間と房子夫妻はハナから悪事に手を染めようとしましたから、
最後に亮子が述べるように、元々が危なっかしい状態だったのでしょう。
康代の自殺だけは結構ショックでした・・・なんとかならなかったのかと。

本書はこのタイトルが秀逸過ぎますね。よくこんなタイトルを思いつくよなあ。


たとえば風が 〈新装版〉 (徳間文庫)

たとえば風が 〈新装版〉 (徳間文庫)

  • 作者: 赤川次郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2021/08/11
  • メディア: 文庫







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コメント 8

コースケ

ユウさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2021-09-18 23:47) 

コースケ

鉄腕原子様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2021-09-18 23:47) 

コースケ

xml_xslさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2021-09-18 23:47) 

コースケ

@ミック様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2021-09-18 23:47) 

コースケ

むうぴょんこ様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2021-09-18 23:47) 

コースケ

ネオ・アッキー様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2021-09-18 23:48) 

コースケ

サイトー様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2021-09-18 23:48) 

コースケ

ゆーじあむ様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2021-10-03 18:43) 

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