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ぼくの「このミス」2021 [ミステリ]

もう今年にミステリ記事を上げるのは不可能そうなので、
毎年恒例のこの記事で年末を締めくくりたいと思います。

北山猛邦『密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿』
これが文庫化してくれたからこそ、シリーズが復活してくれた。
本当にかなりの時間、待ちました。
引きこもり探偵の本領発揮。


密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿 (創元推理文庫)

密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿 (創元推理文庫)

  • 作者: 北山 猛邦
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2021/01/28
  • メディア: Kindle版



歌野晶午『誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート』
シリーズ第3弾にして、光文社から角川への移籍?になるのでしょうか。
本作も文庫化したことで、シリーズ続編が望めそうという希望をこめて。


誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)

誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/11/21
  • メディア: 文庫



似鳥鶏『卒業したら教室で』
市立高校シリーズ最新作にして、ひょっとしたら最終作になってしまうのではないかと
思わせる作品。伊神さんの、真の意味での退場と、柳瀬さんの卒業という、2つを
含んだ物語。
作中の時が流れていくことは、シリーズとの別れも意味する訳で、寂しいのですが、
果たしてどうなるのかなあ・・・


卒業したら教室で 市立高校シリーズ (創元推理文庫)

卒業したら教室で 市立高校シリーズ (創元推理文庫)

  • 作者: 似鳥 鶏
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2021/03/11
  • メディア: Kindle版



米澤穂信『本と鍵の季節』
青春シリーズとして挙げられてますが、古典部や小市民と比すれば、その内容は
相当に異なる作品で、それでいて非常に面白かったです。
続編も出るようなので、楽しみです。


本と鍵の季節 (集英社文庫)

本と鍵の季節 (集英社文庫)

  • 作者: 米澤穂信
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2021/07/01
  • メディア: Kindle版



北山猛邦『さかさま少女のためのピアノソナタ』
北山作品2作目!いやあ、ノンシリーズとスルーしていた自分がバカでした。
前作?含め買って良かった。


さかさま少女のためのピアノソナタ (講談社文庫)

さかさま少女のためのピアノソナタ (講談社文庫)

  • 作者: 北山 猛邦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/07/15
  • メディア: 文庫



岸田るり子『味なしクッキー』
岸田作品数多くあれど、その真骨頂は短編にありとみた。
ミステリ、ホラー、サスペンス、人間の嫌な部分を描いた本短編集、
ぜひ手にとってもらいたいです。


味なしクッキー (徳間文庫)

味なしクッキー (徳間文庫)

  • 作者: 岸田るり子
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2021/12/08
  • メディア: 文庫





今年の下半期に出たのは、ほとんどまだ積ん読状態という、なんともいえない
年となりました。
来年も良いミステリに出会いたいものです。

皆さん良い年をお迎えください。
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コースケ

皆様、お返事が遅くなり失礼しました。
nice!ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
by コースケ (2022-01-11 21:53) 

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