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クジャクを愛した容疑者-警視庁いきもの係 [大倉崇裕]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

学同院大学で起きた殺人事件の容疑者は、クジャク愛好会の奇人大学生!
だが無実を信じる警視庁いきもの係の名(迷)コンビ、窓際警部補・須藤友三と
動物オタクの女性巡査・薄圭子はアニマル推理を繰り広げ、
事件の裏側に潜むもうひとつの犯罪を探り当てる!?
表題作と「ピラニアを愛した容疑者」「ハリネズミを愛した容疑者」の傑作中編3本を収録!

シリーズとしても円熟期に達しつつあるいきもの係ですが、
本書はこれまでのシリーズとはひと味違う試みがなされています。

まず大きいのはいきもの係に3人目が配属されたことでしょう。
「ピラニアを愛した容疑者」で登場した所轄署の刑事・芦田巡査部長。
彼に与えられた大きな役割は運転手。
私としては、毎回繰り返されるタクシー運転手とのやりとり、楽しみだったのになあ(笑
3回に1回くらいはタクシー使う場面を描いてほしい。

そして、もう一つは「ピラニア」と表題作「クジャクを愛した容疑者」のラスト。
これまでは事件解決→コメディタッチな終わり方があったのですが、
この2作は、あの刑事コロンボのような終わり方をしています。
作品が実は繋がっている<福家警部補>を逆輸入したのかもしれませんね。

もっとも薄巡査のキャラクターや聞き間違いは全く変わりませんのでご安心を(笑

「ハリネズミを愛した容疑者」が公安との関わりもあり、事件含めて面白いのですが、
前2作の犯人との直接対決は中々読み応えがあり、どの作品も甲乙付けがたい。
つまり、どれも楽しめるということです(笑)

次々と動物たちが増えますが、須藤警部補がお世話をする所もぜひ読んでみたいものです。


クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)

クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)

  • 作者: 大倉 崇裕
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 文庫



クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)

クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: Kindle版



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