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刑事コロンボの帰還 [海外ミステリ]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

【 コロンボ生誕60周年記念 】
いまなお名作と語り継がれる「 刑事コロンボ 」。
2020年は、『 殺人処方箋 』の原点となったレビンソン&リンクによる
ドラマ"Enough Rope"が放送され、初めて「コロンボという名の刑事」
がテレビに登場して60周年のアニバーサリーイヤー
(さらに2021年はシリーズ放送開始50周年)にあたります。
本『 刑事コロンボの帰還 』においては、作家・山口雅也氏の製作総指揮として、
研究のみならず著名作家による短編作品や新訳作品など創作を数多く掲載しています。


Amazonさんの商品紹介を載せておいて大変恐縮なのですが、
楽天お買い物マラソンで購入した商品(苦笑)
いや、こんなのが出ていたのかと。知りませんでした。

しかも発売元は、刑事コロンボのノベライズを刊行してきた二見書房!
いよいよ本命が登場かと。

ただし内容的には『刑事コロンボ完全捜査ブック』に軍配でしょうか。
作品解説は読み比べできるかと思いますが、
トリビュート小説編をどう捉えるか、で本書の評価が変わってくるのだろうと思います。

私としては(まだ全て読み終わってませんが)こうした試みは良いと思いますが。
(例えば『金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 』なども非常におもしろく読みました。)
ちょっと頁数を取り過ぎかなと思います。
特にノベライズ版を出していたという強みみたいなものを入れてもらいたかったなあ。
(無いものねだりかもしれませんが)

トリビュート小説を書かれている大倉崇裕さんが作品解説してもらいたかったですね、

ところで本作はあくまで旧シリーズのみを対象とし、
私がリアルタイムで観ていた「新刑事コロンボ」は対象外です。
『完全捜査記録』が全シリーズを網羅していたのにたいし、この点も不満です。

確かに新シリーズは旧シリーズに比べ、作品の出来が良くない、というのは
あるのですが、やはり全作網羅すべきでしょう。
(よく読むと、『刑事コロンボの帰還2』で解説予定とありますが、それはちょっと
フェアじゃないような気もしますね。)

とかなり辛口に言いつつも、『帰還2』が出たら購入してしまいそうです(笑)


刑事コロンボの帰還

刑事コロンボの帰還

  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2020/10/26
  • メディア: 単行本



刑事コロンボ完全捜査ブック

刑事コロンボ完全捜査ブック

  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2015/02/27
  • メディア: 単行本



刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX [Blu-ray]

刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2011/12/02
  • メディア: Blu-ray



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