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キネマの天使-レンズの奥の殺人者 [赤川次郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

東風亜由子、32歳、気鋭の映画スクリプター、もとい、正木監督の雑用係。
強烈な個性を持つ役者やスタッフに振り回されつつ、新作映画の撮影も佳境を迎え…たところで、
スタントマンが殺された!昔は映画監督になりたかった。そう語っていた著者が、
映画への愛と知識を惜しみなく込めた、魅惑の新シリーズ第1弾!


以下、ややネタバレ。





赤川次郎先生の新シリーズです。
いやあ、すでにいくつものシリーズをお持ちであるにもかかわらず、
こうして新たな分野を開拓していくというのはすごいです。

今回の主人公は映画スクリプターという、普段あまり聞き慣れない職業です。
解説等にもあるように、赤川先生ご自身がかつて映画監督になりたかったという事から、
本作は、事件よりも、映画撮影・制作に重点が置かれているように感じます。

特に主人公の東風亜由子は、赤川作品王道の強い女性で、大半の事にも動じず、
しかもお人好し。そしてとんでもなく度胸があります。
ただ、個人的には「探偵役」ではないなあと感じました。

最後はなんか、ここ数年で表面化している芸能事務所の問題と密接に関係づけられている
結末で、大団円とはならず。実行犯は捕まりましたが、
真犯人(という言い方が妥当か微妙ですが)は特に制裁も受けていません。


ただ、亜由子と倉田刑事のコンビで行くのかと思いきや、最後にあっと驚く、
特に亜由子にとってはちょっとがっかり?する結末が、なんと2回も描かれます(笑

幽霊シリーズ、花嫁シリーズとは別のバディでいくのか、それとも
亜由子と正木悠介監督コンビで本シリーズは続くのか、続編で新たなパートナーは
見つかるのでしょうか?



キネマの天使 レンズの奥の殺人者 (講談社文庫)

キネマの天使 レンズの奥の殺人者 (講談社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/12/15
  • メディア: 文庫






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