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ローレライは口笛で [赤川次郎]

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

新年一発目は昨年読了本から。
まずはAmazonさんの紹介ページから。

ナース仲間の久江、和子、千寿の三人は、休暇を取ってヨーロッパへ。ライン川の遊覧船で、
初老の紳士が具合を悪くした。彼を助けた千寿は、お礼にチェスの駒が付いたキーホルダーをもらう。
その紳士が行方不明になっている大学教授だと知った彼女は、帰国後、研究室に連絡をするが…。
口笛が奏でるローレライ。美しいメロディが、彼女たちを殺人事件へと誘う!

場面展開がめまぐるしい。そして本作はダブル・ヒロイン。
犯人はすぐにわかります。しかしそんなことは赤川次郎作品には関係ありません。

ローレライの音色、そして口笛、この辺りは恐怖を感じますね。
最後の場面はまさか自首のために警察へ行く二人とは到底思えず、
デート中の二人にしかみえない描写なのは、赤川次郎先生らしい作品。

ローレライそのものは、殺し屋の好きな曲だったのかなあ。
その辺りはたしか描かれていないんですよね。

一点いえば、この病院には入院したくない(笑


ローレライは口笛で 新装版 (光文社文庫)

ローレライは口笛で 新装版 (光文社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2018/11/08
  • メディア: 文庫



ローレライは口笛で 新装版 (光文社文庫)

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  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2018/11/20
  • メディア: Kindle版



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