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哲学探偵 [鯨統一郎]

ソクラテスやパスカルら傑出した哲学者と
31文字の短歌をあやつり、事件を解く馬券師。
それを傍目にみる特別捜査班の高島警視と久保警部。
競馬場で繰り広げられる驚愕の推理とは?

まずはAmazonさんの紹介ページから。
警視庁の高島警視と久保主任は、難事件を専門に扱う特捜班に所属している。
鉄壁のアリバイを持つ容疑者、密室に突然出現した死者、細かく切り刻まれた惨殺死体…。
二人がかかわる事件は、解決の糸口すらつかめないようなものばかり。
事件に行き詰まった彼らは、たまたま訪れた競馬場で、哲学好きで短歌趣味で馬券師の男と出会う。
男が開陳した、驚くべき推理とは!?変幻自在の鯨ミステリが、三十一文字の中に森羅万象を詠む。

確かに哲学が出てきますが、むしろ「短歌探偵」だろうなと(笑
そこまで哲学が関係してません。
そこにこだわらなければ、なかなかおもしろい短編集だと思います。
といっても登場人物のキャラが大きな点かなあ。
個別作品はそこまで・・・な(苦笑
探偵役は「安楽椅子」かつ「隅の老人」タイプですが、
これがものすごいキャラクターです(笑
高島&久保のコンビも良い味出してます。

解説では第二話と第三話をアクロバティックかつトリッキーとして
取り上げていますが、個人的には第七話「神は死んだ(ニーチェ)」がオススメ。

鯨さんは本当に色々な顔を持つミステリ作家さんですよねえ。
まるで怪人20面相だ(笑


哲学探偵 (光文社文庫 く 10-11)

哲学探偵 (光文社文庫 く 10-11)

  • 作者: 鯨統一郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/09/13
  • メディア: 文庫



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コメント 4

コースケ

マチャ様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2011-10-11 23:18) 

コースケ

駄々猫さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2011-10-12 01:10) 

コースケ

ミナモさま、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2011-10-12 23:26) 

コースケ

31様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2011-10-18 01:27) 

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