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十三回忌 [ミステリ]

自殺とされた資産家夫人の不審死。彼女に呼び寄せられるかのごとく、
法要のたびに少女が殺される。一周忌には生きながら串刺しにされ、
三回忌には首を持ち去られ、七回忌には唇を切り取られていた。
そして迎えた十三回忌、厳戒態勢の中、またもや事件が起きた―。
巧みな謎と鮮やかな結末に驚愕必至の長編ミステリー。

とAmazonさんからの引用です。

犯人の独白と一周忌から十三回忌までの物語の2つで
進行していきます。

スケールの大きなトリックとありますが、
遺体を安置していた館のトリックはなるほど~と思いましたね。
後は偶然の産物なとこもあるので、微妙なところです。

探偵役がテンプレかと思うような描写になっているのがなあ・・・
遺産で暮らしていて、ひょんなことから事件を解決した事があるという
設定なんですよね。
もう少しひねりを加えてほしかった。
登場間もない島田潔をイメージしました。

犯人が誰なのかという問題よりも、これは僕が読めていないだけ
かもしれませんが、動機の部分をもっと追及してほしかったですね。
あと家族構成とかは横溝正史の世界に近いのですが、
そこでのドロドロした人間関係は特に無く、
淡々と事件が起こっていく感じです。

他の作品も文庫化したら読んでみようと一応思ってます。


十三回忌 (双葉文庫)

十三回忌 (双葉文庫)

  • 作者: 小島 正樹
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2013/07/11
  • メディア: 文庫



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コースケ

ミナモさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2013-08-01 22:00) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2013-08-02 21:19) 

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