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汚れちまった道 [内田康夫]

まずはAmazonさんの紹介ページから。
「ポロリ、ポロリと死んでゆく」奇妙な言葉を遺し、地方紙記者奥田伸二が山陰の小京都・萩で失踪した。
行方捜しを頼まれた浅見光彦は、奥田の周辺で起こっていた数々の変事に注目。
防府市役所職員カップルの不審死。中原中也の詩が綴られただけの遺書
。萩で発生した会社社長殺人遺棄…。失踪とどのような関係が?
萩、防府、長門、山口の闇を繋ぐ“道”を名探偵が奔る!


浅見光彦シリーズは久しぶりです。
本作は光文社より刊行された「萩殺人事件」とクロスする作品で、
出版社の枠を超えたまさかのある意味トリックです。

中原中也の詩を非常にうまく物語に取り込んでいて、このあたりは
さすが内田先生。
知り合ったばかりの成松利香が殺されたり、
ある親しい人物が実は・・・と随所に仕込みがあります。

本作の主役は浅見と「独身貴族同盟」を結んでいる松田将明では
ないかと感じました。
「萩殺人事件」では主人公格のようですが、
こちらの作品でも十分良い味出してます。

上下巻ですが、一気に読んでしまいました。
まあそれくらいおもしろいと言う事で。

萩殺人事件も早く文庫化を!


汚れちまった道(上) (祥伝社文庫)

汚れちまった道(上) (祥伝社文庫)

  • 作者: 内田 康夫
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2015/10/09
  • メディア: 文庫



汚れちまった道(下) (祥伝社文庫)

汚れちまった道(下) (祥伝社文庫)

  • 作者: 内田 康夫
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2015/10/09
  • メディア: 文庫



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コメント 3

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2015-10-30 20:40) 

コースケ

makimakiさま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2015-11-01 16:47) 

コースケ

Ujiki.oO様、nice!ありがとうございます!

by コースケ (2015-11-01 16:47) 

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