目ざめれば、真夜中 [赤川次郎]
まずはAmazonさんの紹介ページから。
ビルに立てこもった殺人犯に指名され、仕事中にもかかわらず刑事に連れられてきた真美。
建物の中に入ると、そこには高校の同級生だった白木が婚約者の悠子を人質にとっていた。
しかし、事件の真相が明かされる前に、白木は警察に射殺されてしまった。不審に思った真美は、
事件の調査に動き出すが、行く先々で妨害工作に遭う。
さらにプライベートでも仕事でも問題が発生する。
人間関係の綾が織りなすサスペンス・ミステリ。
とにかく女性陣が強い。とくに射殺された白木の母親である
幸江の行動力はすごいものがあります。
そして、主人公たちである、矢田部真美、広田悠子、宮坂初枝、彼女たちは
私生活でもそれぞれ問題を抱えながらも、白木が射殺された事件に端を発する
大きな大きな事件に果敢にぶつかっていきます。
本作は女性たちの活躍だけでなく、意外なところで心境が変化して良い上司になる
須田課長など、ところどころでユーモア・ミステリを感じるところもありますが、
やはり社会派、より現実的な、赤川次郎先生からの、現実社会への警鐘小説なのでしょう。
P423「結局、一部の人間だけが責任を取って辞め、ことはうやむやに終わる可能性のある」
というのは、決して小説内だけの話ではないでしょう。
責任を取るどころか、とかげのシッポ切りにもなりかねません。
本書のタイトルは、気付いたら(世間・世界は)真夜中のような状態であった、
ということを意味しているような気がしてなりません。
ラストの真美と京子、そして須田との掛け合いがとても和やかで
物語は締めくくられるところが唯一の救いですね。
ビルに立てこもった殺人犯に指名され、仕事中にもかかわらず刑事に連れられてきた真美。
建物の中に入ると、そこには高校の同級生だった白木が婚約者の悠子を人質にとっていた。
しかし、事件の真相が明かされる前に、白木は警察に射殺されてしまった。不審に思った真美は、
事件の調査に動き出すが、行く先々で妨害工作に遭う。
さらにプライベートでも仕事でも問題が発生する。
人間関係の綾が織りなすサスペンス・ミステリ。
とにかく女性陣が強い。とくに射殺された白木の母親である
幸江の行動力はすごいものがあります。
そして、主人公たちである、矢田部真美、広田悠子、宮坂初枝、彼女たちは
私生活でもそれぞれ問題を抱えながらも、白木が射殺された事件に端を発する
大きな大きな事件に果敢にぶつかっていきます。
本作は女性たちの活躍だけでなく、意外なところで心境が変化して良い上司になる
須田課長など、ところどころでユーモア・ミステリを感じるところもありますが、
やはり社会派、より現実的な、赤川次郎先生からの、現実社会への警鐘小説なのでしょう。
P423「結局、一部の人間だけが責任を取って辞め、ことはうやむやに終わる可能性のある」
というのは、決して小説内だけの話ではないでしょう。
責任を取るどころか、とかげのシッポ切りにもなりかねません。
本書のタイトルは、気付いたら(世間・世界は)真夜中のような状態であった、
ということを意味しているような気がしてなりません。
ラストの真美と京子、そして須田との掛け合いがとても和やかで
物語は締めくくられるところが唯一の救いですね。
鉄腕原子さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2019-12-11 21:41)
@ミックさま、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2019-12-11 21:41)
ネオ・アッキー様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2019-12-11 21:42)
むうぴょんこ様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2019-12-11 21:42)