マリオネットの罠 [赤川次郎]
今月の文春文庫第3弾(笑
赤川次郎さんの作家生活30周年を記念して新装版で登場。
記念すべき処女長編です。
4章構成で、まず最初の1章でどんどん物語に引き込まれていきました。
人里離れた「洋館」怪しげな「姉妹」や使用人たち。
そこを調べる警視庁の刑事・・・そして人数よりも多い銀食器・・・
「主人公」上田修一はこの洋館に何があるのか
それを調べていくのですが・・・
なぜ殺人を犯すのか、そして表題「マリオネット」の意味とは?
全ては最後の最後で明らかとなります。
解説でも触れられていますが、角川から出ている「黒い森の記憶」
などに雰囲気は近いです。個人的には「消えた男の日記」
なんかも思い浮かびました。
いやいや、本当にこれはおもしろかったです。
オススメです。
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