ウェディング・ドレス

僕がミステリの記事を書くとき、ネタバレあり・なしとか意識せず書いているので、
知らず知らずにネタバレしている記事もあるかなあと思います。

さて本作は第16回メフィスト賞受賞作。
叙述トリック、密室トリック、そして・・・と多くのトリックと謎が散りばめられた傑作です。
これは見事に騙されました。視点は女性と男性の二人の視点で物語は進みますが、
ここに大きなトリックが隠されています。
途中で「あれ？」と不思議な事に気づくんですが、
二人の視点の「時差」に。
しかしそれが何を意味しているのかまではさっぱりでした・・・

しかしこの作品は2000年刊行なんですよねえ。
こんな傑作を8年も文庫化しないとは・・・怠慢です。

是非ともご一読あれ。

ウェディング・ドレス (講談社文庫 く 62-1)

• 作者: 黒田 研二
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2008/02/15
• メディア: 文庫

コメント 1

きぃ*さん
nice！ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2008-02-24 21:51)