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三度目ならばABC [岡嶋二人]

「岡嶋二人にはずれなし」。
なんだか格言のような感じですが、それだけ
彼らの作品は傑作・佳作だらけということです。

さて本書は織田貞夫・土佐美郷という廻文コンビが挑む6編の短編集。
テレビ番組「奥様お昼です」の中の1コーナー<再現ドラマ>がメイン舞台となっています。
そのドラマとは実際に起こった事件を取り上げるのですが、
それを取材していく上で、事件の真相に迫っていくストーリー。

本作オススメは「十番館の殺人」。
<再現ドラマ>リハーサルを行っていく過程において
事件を解決してしまうという、それまでとは違う舞台が楽しめます。

本作では織田貞夫がメインの推理を務めますが、
土佐美郷もワトソン役ではなく、織田になにげなくヒントを与えたり、
あるいは邪魔したりと(笑)重要な役回りをこなします。

このコンビ、実はもう一作品に登場しているようなので、
今度また読みたいと思います。


三度目ならばABC

三度目ならばABC

  • 作者: 岡嶋 二人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1987/10
  • メディア: 文庫



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コースケ

チビ様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2009-05-30 01:51) 

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