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鏡の迷宮、白い蝶 [谷原秋桜子]

しばらく更新が止まってました。
ちょっと体調を完璧に崩してしまい、
もう治らないんじゃないかと思ってました(苦笑

まだ全く本調子ではありませんが、
いちおうそこそこ動けるので、
メールやら何やらのためPCを起動させました。

さてず~っと寝ている訳にもいかず、
本も読んだりしてたので、その一冊を。

今日の相棒も感想は見合わせ。

さて谷原秋桜子さんの<美波の事件簿>シリーズ前日譚。
本作には5編収録で、修矢・かのこ編と美波・直海編とに分かれています。

本書は発売日に購入したのですが、
ずるずるときてしまい、年越ししてしまいました。
いわゆる積ん読状態でした・・・

さて本作オススメはなんといっても「イタリア国旗の食卓」
これは見事。
なぜ特定の人物に毒物(?)が入った料理が置かれたのか?
よくあるシチュエーションかもしれませんが、
非常に良くできたトリック・ロジックだと思います。

もう1つは「二つの真実」
これは<美波の事件簿>本編へと繋がる重要な話。
名探偵の水島のじいちゃんがいまだ見習い?の修矢に話す
直海と「小蝶の夢」の蝶子と直海・祖母梅の関係、そして本編ヒロイン美波の事、
そして修矢が看破する西園寺家と水島のじいちゃんの関係。
じいちゃん自身が語る自らの<寿命>・・・
とてももの悲しく、寂寥感ただよう話ですが、
もはやこればかりはどうしようもない・・・

できうれば本シリーズにて水島のじいちゃんの探偵譚が
「回想」なんていう形で読めれば良いですねえ・・・


鏡の迷宮、白い蝶 (創元推理文庫)

鏡の迷宮、白い蝶 (創元推理文庫)

  • 作者: 谷原 秋桜子
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/11/27
  • メディア: 文庫



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コースケ

cherryh様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2011-02-02 11:26) 

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