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聖女の救済 [東野圭吾]

「ガリレオの苦悩」と同時刊行された本書でしたが、
ようやく文庫化。
まずはAmazonさんの紹介ページから。

資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、
男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。
難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、
独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。
驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

「ガリレオの苦悩」同様、湯川は警察の捜査には協力しないという
姿勢を貫いています。
ということは、やはり「容疑者X」事件の影響なんだろうな・・・

草薙が容疑者に恋心を抱いている、というのは
実際のところどうだったのかなあ。
最後にそれを示す描写がありますが、う~ん、と個人的に
そこまではいってないような。

さて本書のトリックは湯川に「完全犯罪」だと言わしめる程
のものでした。
しかし彼女の趣味がきっかけでそれが暴かれることとなります。

トリックの凄さよりも、女性の執念を感じる小説でした。
まあこの被害者の言い分はいくらなんでもひどすぎるな。


聖女の救済 (文春文庫)

聖女の救済 (文春文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/04/10
  • メディア: 文庫



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コースケ

ともやん様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2012-06-05 21:50) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2012-06-07 21:11) 

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